料理・食べものを美味しくする脇役としてお酒を使う。この酔狂なテクニックを、お酒のメディア「バッカスの選択」では「お酒によるちょい足し」、すなわち「酔い足し」と提唱して勝手に推奨している。
(1)「余市フランベ」編に続いて、今回ご紹介するのは酒蒸しである。
酒蒸しに、さらに酒を入れたい
酒蒸し? 定番過ぎないか? 「意外な隠し味」の要素がない、というか酒を使うことは料理名でネタバレしているけど? とツッコミの構えを見せた方々、ご案じ召されるな。今回の酒蒸しは、確かに途中までは「あの酒蒸し」だ。だが最後に酒がもう一銘柄投入される。それこそが、ジャパニーズウイスキーの代表的シングルモルトの一つである、サントリー「白州」だ。
なぜに「白州」なのか?