編集長Dである。最近は自分のPCで「へんしゅ」まで入力すると予測変換の第一候補に「編集長Dである。」がフルで出るようになった。大したもんだ。そして同じく「くらふ」まで入力すると出てくるのが「クラフトビール」だ。これはもうキーボードで打つことも多けりゃ飲むことも多い。とにかく出くわすことが多くなった。完全にムーブメントが来ている。
このムーブメントは北米発と言われているが、中でもそのけん引役となった醸造所がニューヨークの「ブルックリン・ブルワリー」だ。
このロゴに見覚えがあるビールファンもいるかもしれない。1988年に設立され、アメリカでのブームに火をつけたパイオニアだ。そしてこのクラフトビールを代表するようなメーカーのフラグシップブランドである「ブルックリンラガー」が、今月キリンビールから日本全国で発売された(350ml缶と飲食店向けの大樽)。
既に味わった人もいるだろうか。爽やかな飲み口と華やかなホップの香りにカラメル麦芽の余韻が加わるテイストは、1800年代にニューヨークで人気のあったスタイルを復刻したものだ。
「ブルックリンラガー」発売記念イベントでは限定メニューも
で、このブルックリンラガーの全国発売を記念して期間限定のイベントが開催されている。「スプリングバレーブルワリー東京」と「スプリングバレーブルワリー横浜」で4月2日(日)まで(横浜は3月31日(金)まで)開催されている「SVB “Brooklyn Month”」だ。
各店舗では常時いろいろなタイプのクラフトビールが樽生で楽しめるが、イベント期間中はブルックリンラガーが“ゲストタップ”として登場。
さらにブルックリンラガーに激ハマりの限定フードメニューも味わえる。ちなみに「スプリングバレーブルワリー東京」での提供メニュー(横浜は別メニュー)をいくつかご紹介すると……。
「ロブスター コブサラダ」(アボカドやグレープフルーツも入ったニューヨークスタイルのサラダ)
「オニオンブロッサム」(玉ねぎを丸ごと花が開くように揚げたのを特製エスニックマヨネーズでいただく)
「プルドポーク・レッドオニオン・チェダーチーズのPizza」(低温でじっくり煮込んだ特製プルドポークをチェダーチーズとともに焼き上げている)
……などなど。もうこの字面と画像をツマミに1杯いけそうなラインナップだ。
でもって、イベントが始まった当初にはスプリングバレーブルワリーとブルックリン・ブルワリーが共同開発した特別なビールの提供もあったのだが……人気過ぎて、すぐに売り切れてしまったとか……残念。数量限定だったのでもう飲めないが、読者諸君には画像だけでも味わっていただこう。
これが完売してしまった“幻の”ビール「SVB×Brooklyn MURAKAMI SEVEN」。ちなみに「MURAKAMI SEVEN」というのは関ジャニ∞的なものではなくて、国産ホップの名前ね。
ということでクラフトビール界のビッグネーム「ブルックリン・ブルワリー」ネタ、いかがだったろうか。スプリングバレーブルワリーのお店で期間限定メニューを楽しむも良し、「ブルックリンラガー」の350ml缶を買ってきて家飲みするも良し。少なくともほろ酔いの間はニューヨーカー気分に浸れる(はず)。だが自由の女神とかトランプタワーとかがリアルに見え出したら、それはただの飲みすぎなので大人しく現実世界に帰国するように。