優しいお酒には、優しいお料理
それでは料理を合わせよう。このお酒には優しい料理があうと思う。そんなメニューを選んでみた。一品目は「湯葉ポテトサラダ」。
マヨネーズを抑えたポテサラを湯葉で包んだ繊細な料理。薄味のポテサラなので、湯葉の味がかき消されずに浮かび上がる。「MARI」は上手にこの料理を包み込み、素材と見事に融和する。湯葉がフルーティーな香りに乗り、のどの奥に流れ落ちる。優しくフルーティーな酒は見事に料理を纏め上げる。
二品目は「水茄子」。採れたての新鮮な水茄子に酢橘をあしらっただけのシンプルで潔い料理。
実にみずみずしい!まるでフルーツをいただいているよう。素材がすばらしいだけに、このシンプルさがあうのだろう。
「MARI」をあわせる。芳醇な香りが、水茄子を包み込む。そして、決して素材の旨さを壊さない。「MARI」の旨さと、水茄子のみずみずしさ、そして酢橘の香りがハーモニーを奏でる。
やはりこのお酒は、優しい料理にマッチする。女性が子供を優しく包み込むような愛情……、そんな優しさとおおらかさを感じる酒だ。