【お前もなめろうにしてやろうか?】いろんな魚介を叩きまくる ~なめろう博士の異常な愛情~(1)

【お前もなめろうにしてやろうか?】いろんな魚介を叩きまくる ~なめろう博士の異常な愛情~(1)

ツマミとしての可能性を追求しまくる

なめろうの、ツマミとしての可能性を追求しまくる

エチルアルコールといえば、酒となめろうは実によく合う。その完璧な相性は、特殊相対性理論から導き出された特酒相性理論によって既に証明されている。シンクロ率に換算すると「6×10の60乗%」という天文学的な数字になり、この相性の良さは「女子アナとプロ野球選手」のざっと29万倍だ。

さて、前置きはこのぐらいにして、私の目下の研究テーマだが、酒となめろうの相性をもっと細かく分析したいと思っている。さっきも言ったが、「叩けば何でもなめろう」であるのなら、いろいろな食材でなめろうができるわけで、それぞれ酒との相性にも特徴があるはずだ。さらに合う酒の種類も違ってくるだろう。

「叩けば何でもなめろう」であるのなら、いろいろな食材でなめろうができる

今回は取り急ぎ九つの魚介を用意した。一つずつ叩いて叩いて叩きまくって、なめろうとしての能力、ツマミとしての素質を徹底的に調べ上げ、学会で発表してTEDのプレゼン動画みたいにスタンディングオベーションを全身に浴びたいと思っているから、そのつもりで。ん? なんだその「そのつもりって……?」という間抜けな顔は。いいかね、君は今この瞬間から本研究のアシスタントなのだよ。自覚を持ちたまえ。

どんな素材も叩けばなめろう。そして君もまた叩くほど成長する一つの素材だ。なめろうと君の前途には、無限の可能性が広がっているのだよ! 見えるかね! 見えないわけがないよね! ヒャーッ! さあ、大実験の始まりじゃ! この包丁で(ギラリ)、どいつからなめろうにしてやろうか?

どんな素材も叩けばなめろう。そして君もまた叩くほど成長する一つの素材だ。

<続いては(2)9種類の魚介をなめろうにしてみた・前編です>