【生麦駅を降りたら嵐が待っていた……?】キリンビール横浜工場で一番搾りのうまさの秘密を見学してきたぞ

一番搾り麦汁はホップを加えられて煮沸された後、直径8メートル、高さ21メートルもある巨大な発酵タンクに移される。ここで酵母の働きにより“酒”になっていくのだが、我々も一緒にタンクにダイブするわけにはもちろんいかない。ということで酵母の活躍の様子は、ミクロの世界をキャラクター化したCGで再現。

手をしずくの形にしてライトにかざすと、スクリーンに酵母たちが出てきて生命活動を始める。

手をしずくの形にしてライトにかざすと、スクリーンに酵母たちが出てきて生命活動を始める。この微生物の生きる力により、結果的にビールの発酵が進むのだ。

世のビール党のために懸命に働くけなげな酵母たち、

世のビール党のために懸命に働くけなげな酵母たち、何と愛おしい奴らだ。

が、あるところで酵母たちはろ過されて取り除かれる。発酵し過ぎるとかえって味が落ちるからだ。こうしていい感じにビールとして仕上がってきた「キリン一番搾り(の一歩手前)」は、最後に低温貯蔵による熟成プロセスを経て、ついに「キリン一番搾り(完全体)」となる。

で、その完全体が缶に詰められ、缶が箱に詰められて世に流通していくわけだが、その充填&梱包ラインの様子もツアーでは見学できる。「ザ・工場見学」な眺めだ。製造ラインマニアなら大興奮の景色だろう。

製造ライン

しかし我々の興奮ポイントはやはりここではない。この後である。そう、その通りだよ、試飲タイムだよ。

なぜ工場で飲むビールはあんなにうまいのか