確かにビールっぽくはないホップですわな
で、その「ビールに似つかわしくない」香りがどんなものか。気になります?気になります?ます?ます?
枡。です。はい。
「ソラチエースの香りは、人によっていろいろ表現がありますが、ヒノキの香りが近いです。……といってもちょっと想像しにくいかもしれませんね。日本酒の枡とかでビールを飲んでいるかのような、……まあ、あくまでイメージですけど」
枡!……この単語に敏感に反応するようになってしまった編集長Dなんで、食いつき過ぎてすみません。ちなみに上にある画像は「ミズナラ枡」でして、ヒノキではありませんので、念のため。こちらもあくまでイメージです。
「ヒノキというと具体的過ぎるかもしれませんが、おおざっぱには木の香り、森林の中を歩いているときの香りも近いです。あとはハーブ類でいうとレモングラスとかディルの香り。個人的には、小松菜を電子レンジかなんかで加熱して、それをかじったときに上がってくる香りなんですが(笑)。いずれにしろ、やっぱりビールとはちょっとリンクしづらいようなフレーバーですね」
そんなある種“異端児”なソラチエース。開発が始まったのは実に40年近く前のこと。それから今に至るまでには、“異端児”ゆえの数奇な運命があったのだった……(遠い目の編集長D、まだ酔っているわけではない)。
一本の映画になりそうな、“異端児”が“伝説”になるまで