日本代表はサントリー「響」
さあ、試飲を続けていこう。次にいただくのは、ジャパニーズウイスキー代表の「響」。このウイスキーは、サントリーの代表的な高級ウイスキー「山崎」、「白州」、「知多」を掛け合わせたもの……。それぞれの良さを併せ持っている。フルーティーな香りと蜂蜜の透き通ったような甘みが特徴。しかし、これもストレートのせいか、凝縮した蜂蜜のような濃いコクを感じる。だが、ついてくるお水をチョイ足しすると優しさがにじみ出てくる。これはいい!
本場アイルランドのアイリッシュウイスキーは実にスモーキー!
いよいよ、本場のウイスキーの味見に入っていく。まずはアイリッシュウイスキー代表として「カネマラ」。まずは一口。スモーキーな香りが口中に拡がる。カカオのような濃いお味が喉を通る。ストレートでなくともガツンとくるお味だ。これが本場のアイリッシュウイスキーなのか……? ドライなのだが、心地よいスパイシーさも併せ持つのだ。好みが分かれるが、好きな人には堪らないお味だろう。
〆は、スコッチウイスキーの代表「ラフロイグセレクト」
最後に登場するのは、イギリスのチャールズ皇太子も愛飲するスコッチ「ラフロイグ」。〆にふさわしい一杯。早速口に含む。強烈にスモーキーな香りが口中を支配する! 先ほどの「カネマラ」をより尖がらせた感じ! しかも、その濃厚なカカオの旨みが余韻を含ませ、長く続く。これは、すごく特徴を持ったウイスキーである。これも好き嫌いがはっきり分かれるお味だ。
「世界5大ウイスキー・フライト」の試飲を終えて