第1位「梅酒」
長い戦いがやっと終わる。
ビジュアル的にはラム酒と大差ない。
では実食。
むひょー!! うまい!! これイケるわ。
なんだよ、あるんじゃないかよ、うまいのが。早く出してくれよ。というか、他の酒でやった実験、いる? あまり書かなかったけどさ、まあまあ悶絶とかしてるんだよ俺。何?それもいい経験?って何様なんだよお前は。俺は編集長様だよ。お前は何様なんだよ。
……あ、いかんいかん、興奮してはいかん。ええと、講評ね、はいはい、冷奴に梅酒をかけた講評。ええと、いちばんうまいです、はい。
どういうことかというと、端的に言えば「杏仁豆腐化」が起こる。香りの甘いラム酒ですら味は苦くなったのだが、これは味もしっかり甘くなって、もちろん香りも甘いし、それがずっと持続するしで、なかなかのスイーツとして成立している。
ときどきフワッとくるアルコールがまた華やかさをプラスし、梅の果実味とよく調和する。そしてそれが豆腐にしっかり浸透する印象があって、これは本当にアリ。うまい。諸君らにもぜひ試してみてほしい。マジでおすすめする。
次は何をやらされるのか……
以上、「冷奴にどの酒をかけるとうまいのか」実験。全6種の酒をランキングしてみた。オッサンらしくプロ野球でたとえてみると、1位が独走状態でマジック点灯中。2位が食い下がっているが、1位とは7ゲーム差ぐらいで逆転は厳しい。そこからまた10ゲーム差離れて3位以下が団子状態。中でも最下位はさらに離されつつある……。といったところか。
なかなか骨の折れる、そして胃と肝臓を追い込む実験だった。じゃ、おつかれ、はいはい、じゃあね、あ?え?はい?まだやんの?これ?冷奴で?あ、お題はまた別で、実験シリーズは続けると……。
……。
……ということらしいので、また新しい実験の様子は引き続き「バッカスの選択」公式ツイッター https://twitter.com/c2h5ohjp でチェックされたし。編集長Dへの胃腸薬の差し入れも随時受け付けている。