もちろん飲み手の好みですが、焼酎はアルコール度が高いので、割って飲むことが多いですね。芋や麦、米などの本格焼酎は香りが命なので、水やお湯で割るのがいいです。はなから焼酎と水を六四で割って、なじませてから飲むことも昔から行われています。お燗をする分には変わりませんが、氷を入れて冷やした場合は薄まって、程よい六四の割合を保つことができません。程好く水で割った芋焼酎をよく冷えた状態で飲みたい。でも氷を入れて程好い割り加減が壊されるのも嫌だなと思うことはありませんか。
そのお悩みを解決する一つの方法は最近見かけるようになった芋焼酎のアルミ缶。大概が12度で、六四くらいの飲み頃にしてあるので楽ちんです。
本格焼酎『蔵の神』もそのひとつ。上から中をのぞくと澄み通ったお酒が愛おしく思われます。
ミネラル分豊かな薩摩名水「冠嶽山」の伏流水と焼酎がよく馴染じみ、香りもやさしく、ほんのりと甘い「蔵の神ボトル缶」。杯に注ぐばかりではなく、アルミ缶そのままの口当たりも冷たくていい感じです。
『蔵の神』山元酒造株式会社
鹿児島県薩摩川内市五代町2725
http://www.satsuma-godai.co.jp/top.html
薩摩焼酎には薩摩揚げ
……というのは少々短絡的かもしれませんが、よくマッチするので仕方ないところです。もちろん揚げたてが美味いに違いありませんが、そうそうワガママも言えません。そこで頭によぎったのが、ナスと唐辛子を炒めて味噌で味付けた、ナスの味噌炒め。
近くのスーパーにテカテカした長~い熊本産のナスが並んでいました。これまたテカテカした万願寺唐辛子もうれしい限りです。ちなみに薩摩揚げは焼津の製造です。
ナスの味噌炒めの作り方
- 材料をすべて程好く同じ大きさに切り揃えます。薩摩揚げは熱湯を掛けて油抜きをしておきます。
- 合わせ調味料は味噌大さじ2、中華出汁大さじ2、醤油大さじ2、砂糖大さじ1、水カップ2で作ります。
- 少し多目に油を引いたフライパンにナスを入れます。ナスは早めに入れると油が跳ねることはありません。ナスはスポンジのように油を吸うので、気を付けないとカロリーが高くなります。
- 一旦ナスを上げ、次いで薩摩揚げを炒めます。
- 薩摩揚げに軽く焦げ目が付く程度に炒めたら、ナスを戻し、万願寺唐辛子を加えます。
- 程よいところで合わせ調味料を入れて、煮立ったらOKです。