ビール代理戦争勃発、新ジャンルも淘汰されていく時代に突入か

起きている物事には全て理由がある。

明日、8月27日に「サッポロ 麦とホップ」が美味しくなってリニューアルする。

これにも、もちろん理由があるわけだ。

消費税増のタイミングで、新ジャンルはさらに進化する

10月には消費税が10%になると言われている。

例えば、1万円のモノを買うと800円だった消費税が1000円になる。

財布の紐を握る“奥様連合”はこぞって節約志向になるだろう。

「明日から価格の安い新ジャンルのビールね!」

そんな会話がどこかの家庭で行われたとしても、呑兵衛としてただ手をこまねいているだけでは晩酌歴25年の経歴に傷がつくってもんだ。

安くても美味しくて、もっともビールに近い商品を求めるべきである。

それに応えようと、きっと各社が新ジャンルに力を入れてくるに違いない。

そして、このタイミングでサッポロさんが「サッポロ 麦とホップ」のリニューアルをぶつけてきたのだ。

美味しくなっていないわけがない、それが1つ目の理由。

節約志向の50代がもっとビールらしい味わいを求めている

多様化していた新ジャンルに辟易していた消費者は、美味しさ志向に回帰する。

それも、ある程度、晩酌歴の長い年代が。

それを裏付けるように、新ジャンルにビールらしい味わいを求めている層は50代の男女という調査結果が出ている。

健康系とかストロング系とかいろいろ出たけどさ、やっぱ求めるのは“ビールらしい味わい”だよね。

今回のリニューアルに際し、香川照之さんをCMに起用している。

香川さんは今年で54歳。

ビールらしい味わいを求めている層のど真ん中だ。

ビールらしい味わいを求めている50代をターゲットにしているのだから、ビールらしい味わいにリニューアルされているに違いない。

それが2つ目の理由。

新ジャンルでは難しい「1回煮沸法」を採用し、ビールに近い味わいに

とは言え、ただ単に「ビールらしくなった、美味しくなった」と言われてもね……

「それ、本当なの?」と身構えるのが、情報過多時代の常である。

てことで、しっかりとエビデンスが出ている。

“ビールに近い味わい”を実現させるために採用した技術が「1回煮沸法」だ。

新ジャンルでは難しい製法だった1回煮沸法にチャレンジし、麦の雑味を抑え、後味がさっと引く味わいに進化させたという。

実際に、飲ませていただいたのだが、飲み飽きないビールらしい美味さがグビッと舌の上を通り抜けて行ったのだ。

奇しくも、新ジャンルの黎明期を大いに盛り上げた「ドラフトワン」を想起させた。

やはり、“ビールらしさ”がグレードアップしている。

3つ目の理由は以上。

もっと美味しく、もっとビールらしく、進化する新ジャンルビール「サッポロ 麦とホップ」

キリンの「本麒麟」、サントリーの「金麦」、そしてサッポロの「サッポロ 麦とホップ」。

生き残った商品が、「もっともビールに近い新ジャンル」の座を得る。

リニューアルした「サッポロ 麦とホップ」が店頭発売を開始するのは、明日8月27日(火)だ。

役者はそろった、ビール代理戦争勃発!

「サッポロ 麦とホップ」
https://www.sapporobeer.jp/mugitohop/