「スパークリング」に「2割3分」、「3割9分」、「50」……?『獺祭』4種飲み比べのお時間!!

「2割3分」は究極のまろやかさ

次にいただくのは、『獺祭 純米大吟醸2割3分』。なんとこの酒、精米歩合を23%までギリギリに削った贅沢なお酒。

獺祭 純米大吟醸2割3分

これには料理をあわせよう。鮪の握りだ。まずはお寿司を先にいただく。鮪の旨みが口中に拡がる。

鮪の握り

そこに、『獺祭 2割3分』をあわせる。この酒、旨い!! 雑味がまるでない。究極のまろやかさだ! そして上品な甘さと旨みが滲み出る! 最高の美味しさ! こんなに柔らかで、研ぎ澄まされた美味しい日本酒は初めてだ。鮪の旨みは、『獺祭 2割3分』のまろやかさと相まって、口中を駆け巡る……、が、これはたとえ肴がなくてもいい気分にさせてくれるのではないだろうか? お酒だけをじっくり楽しみたい、そう思わせる旨さがある!

「3割9分」も研ぎ澄まされたまろやかさ

次は『獺祭 純米大吟醸3割9分』。先程より精米歩合が若干落ちるが、それでも39%と凄い!

獺祭 純米大吟醸3割9分

早速いただこう。これも先程のお酒と味は変わらず、同じようにまろやかで旨い。しかしほんの少しだが尖っている。でも、これは同時に飲み比べないとわからないくらい……本当に少しの差。だが少しとはいえ、16%の差はそれぞれの個性の違いにきちんと現れてくる。

鯵のなめろう

これには「鯵のなめろう」をあわせる。青魚独特の旨みと味噌の甘みがいい。実に新鮮! この料理全体を包み、旨みをさらに引き出してくれるのがこのお酒。肴もお酒もいう事がない。が、やはりこれも、お酒だけで楽しむのもいいかな、という気が少し芽生えてしまう……。仕方がない、それほど美味い酒なのだ。

「純米大吟醸50」でも十分素晴らしい!