3月に発売された「サントリー クラフトセレクト」シリーズは 今まで大手メーカーが販売してきたビールとは大きく異なり、多彩で個性豊かな香りや味わいが感じられるビールだ。現段階ではペールエール、ヴァイツェン、ゴールデンエールの3種類があり通年販売のペールエール以外は期間ごとにラインナップが変わっていくのだという。今回は6月末まで期間限定で販売される「ヴァイツェン」にスポットを当ててみた。
バナナのようなフルーティーな香りが特徴のヴァイツェン。
まずはヴァイツェンをグラスに注いで飲んでみる。まず感じるのが甘いフルーティーな香り。もっと言うとバナナの香り。そしてバニラやクローブのようなニュアンスも感じる。ヴァイツェンはドイツ語で「小麦」という意味で、原料の50%以上が小麦麦芽で作られており、その小麦由来のフルーティーな香りが最大の特徴である。
「サントリー クラフトセレクト」シリーズは缶の裏側に「香り」「旨み」「苦み」「ボディ」のチャートが書かれている。香りはとても豊かで、旨みやボディ(味わいの濃淡)もある。そしてもうひとつのヴァイツェンの特徴であるのが「苦み」が少ないということ。
フルーティーで苦みが少ないビール・・・これはビールが苦手な人にぜひ飲んでもらいたい1本である。「ビールはおじさんが飲む苦い酒」というイメージが一瞬で消え去ることだろう。
おつまみもフルーティーにしてみた。