編集長Dが吞み歩く「今日もアル充で何が悪い」【番外編】

呑み歩くことが仕事の編集長D。とはいえ、歩きたくないときもある。不惑も近いし、吞むとトイレも近いし。勝手知ったる編集部ならば、気兼ねなく泥酔し、記憶を失える。

てことで、今回は番外編です。出不精にして無精ひげ面の編集長Dが編集部で吞んでます。

新橋ではビールばかりだったので、今回はこちら。ウイスキーでハイボールです。え? こないだハイボールガーデン行ったじゃないかって? まーそーなんですけどね、いろいろあるそうですよ、編集長ともなると。ええ、アダルトな事情ってやつが。

先日、東京タワーの下で呑んだハイボールはオーソドックスなそれ。今回のはタリスカーでひと工夫した刺激的なハイボールです。

「そんなよー“普通”なハイボールにはよーもう飽き飽きしてんだ。こちとら江戸っ子でぇーもっと刺激的なハイボールを寄越しやがれってぇーの。お、旦那、なんだいそりゃ。『スパイシーハイボール』てぇーのかい。なかなか粋じゃねーか。おい、あっしにも同じものをくれ、それを呑ましやがれってんだよ!」

文章と写真のテンションがまったく一致していませんが、編集長Dの登場です。昨晩の呑み歩きが原因で頭が痛いそうで……ローテンションでハイボールに何かを入れていますね。

ん? なんだ? 黒い…

黒い粉の正体は「胡椒」です。料理の味付けなどでも使用する香辛料の一種ですね。説明不要と思いますが、一応。それをハイボールに入れるんです、スパイシーハイボールですからね。

「黒胡椒を入れるやん、そーするとや、タリスカー本来の磯っぽさがより一層際立ってくるんや! うそやんって目で見てるけど、ホンマなんやて!」

なぜか、今度は関西弁ですね。まあいいか。

シングルモルトの爽やかな香りに炭酸のすっきりさが加わったのど越し、そのすぐ後に黒胡椒の辛みが荒波のようにざばぁーっと追いかけてくる。

「ほう、これは……なかなかな刺激が」
「でも、もっと強い刺激が欲しい……」

燻製の専門店がスコットランド産のピートを強烈に効かせた黒胡椒だけあって、タリスカーにもぴったり。編集長D、このマリアージュにハマったみたいですね。先ほどは20押しくらいの黒胡椒の分量だったのに、さらに30押しくらいして合計50押し。黒胡椒増し増しだわ、こりゃ。

「うん、俺にはこれくらいの刺激でちょうどいいかも。さて、つまみだが、この刺激的なハイボールに合わせるとしたら……そうだな、あれとあれ、それにあれだな」

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