家でお酒を呑む時、あるいはカラオケ、またまたあるいは何かの二次会など……、そんなときに安定感のある頼れるつまみとして「ポテトチップス」をお供にお酒を呑むという方は多いと思います。この点は「#7【タッグパートナーシリーズ（2）】」の記事 http://c2h5oh.jp/tsumami-potatochips-best-liquor/ でも触れました。
しかし、もし万が一、ポテトチップスが無かったら！あなたは一体どんなスナック菓子で呑みますか？そう、この世界にはお酒がススむスナック菓子が他にもまだまだ存在するのです！
ということで今回は、王者ポテチの牙城に挑む“つまみ力の高い”スナック菓子を検証してみたいと思います。ちなみに今回相方として合わせてみたお酒はサッポロ「麦とホップ」でした。
非ポテトチップス系の総大将！「スコーン 和風バーベキュー」
怪獣映画の総大将『ゴジラ』が生まれた昭和29（1954）年に東京都文京区本駒込で「おつまみ製造会社」として誕生し、昭和33（1958）年から現在の屋号を掲げているご存じ「湖池屋」。その“非ポテトチップス系の総大将”にしてスナック菓子の代表格といえば、「スコーン」です。
ＢＯØＷＹが12月24日に渋谷公会堂で解散宣言をした昭和62（1987）年に発売され、社交ダンスにノって「スコーンスコーン、湖池屋スコーン、カリッとサクッと美味しいスコーン」と歌うCMを覚えている方もいるのではないでしょうか？
そんなスコーンの「和風バーベキュー」味は単なる3時のおやつにしておくには勿体無いポテンシャルを持っています！！ポテトチップス以外でお酒に合うスナック菓子という意味では筆頭候補です。
童話に登場しそうな“仙人の杖”のような形が独特の歯ざわりを生み出し、まぶしてあるパウダーもお酒の味を引き立てます！！何より比較的どんなお酒にも合わせられるのは、魅力的なスナック菓子である事の証明でもあります。
東ハトのエース！「キャラメルコーン」
昭和27（1952）年に東京製菓として創業し、後に同じ名前の企業の多さから鳩印東京製菓に改名、平成15（2003）年に現在の社名になった「株式会社東ハト」。鳩印時代からブランドを支えてきた「オールレーズン」と並ぶ“東ハトのエース”「キャラメルコーン」は昭和46（1971）年に発売されました。
かつて所属していたベルマーレ平塚のスポンサーであった縁もあり、中田英寿氏が現役サッカー選手でありながら東ハトの非常勤執行役員CBO（Chief Branding Officer）となり、パッケージデザインをはじめ商品開発のアドバイザーを務めた事でも話題になったロングセラー商品です。ちなみに青い瞳の「キャラメルコーンくん」は、この時に生まれたキャラクターです。
ポップコーンにキャラメルをコーティングしたアメリカのお菓子をモデルにしたキャラメルコーンは、甘さとしょっぱさが絶妙に噛み合いお酒にも合います。また、袋の下に埋もれていて食べ進めると辿り着くローストピーナッツも、もちろんお酒のお供にピッタリのアクセントになります。
駄菓子屋の刺客！「キャベツ太郎」
駄菓子屋にあるスナック菓子といえば、うまい棒やベビースターラーメンが王道ですが、安定した人気を誇り、忘れた頃にふと食べたくなる美味しい“駄菓子屋の刺客”があります。それが、やおきんの「キャベツ太郎」！！
元俳優のロナルド・レーガン氏が、ドナルド・トランプ氏に抜かれるまで史上最年長記録だった69歳349日でアメリカ大統領に就任した昭和56（1981）年に発売されたキャベツ太郎。世にも珍しいキャベツ風味のま～るいスナック菓子です。
そんな珍しい味と形のキャベツ太郎は、甘辛のソース味がビールを始めとするお酒とがっぷり四つで組み合います！！ちなみにやおきんは「販売元」で、「製造元」は菓道という別会社なのですが、この菓道は「玉葱さん太郎」や「もろこし輪太郎」なる“太郎商品”をいくつか製造しています。他の“太郎”も追い追い記事に登場するかと思いますので、お楽しみに！
ポテトチップスが無くてもスナック菓子の層は分厚い！！
いやいや、スナック菓子の代名詞とも言うべきポテトチップスを禁止されてはスナック菓子で呑むのは厳しいかな？と思っていた方も、そもそも普段スナック菓子でお酒を呑まないという方も、今回の“非ポテトチップス系スナック菓子”スリートップをぜひ試してみていただきたい！足を踏み入れたら抜け出せなくなる、スナックワールドの扉が開いてしまうかもしれませんよ。
