ビール業界のアイアンマンこと、キリンビール(絶好調本麒麟の赤)。キャプテンアメリカこと、サッポロビール(胸に光る一つ星)。この両者が、ダウントレンドのビール需要に立ち向かう為にお互いに手をとった!!
ソラチエースの素晴らしさを再確認した誕生祭イベント
信じられますか??
普段は他社のビールは絶対に飲まない程(表向きは)自社商品への愛が強い彼らが、伝説のホップ「ソラチエース」でつながり、共同で誕生祭イベント発表会をやるなんて。
キリンの会場 BEER TO GOで、サッポロの広報さんが司会進行、他社商品である「ブルックリンソラチエース」を連呼する。なんだかそれだけでゾクゾクしちゃう。
メディアの関心度の高さを伺わせる会場の様子。
では、なぜ「ソラチエース」でつながったかを簡単に。本当に簡単に。
35年前の1984年、北海道の空知郡のサッポロビールのバイオ研究所で産声を上げた。
そう、大元はサッポロさん。
しかし、その斬新すぎるフレーバーにより、お蔵入り。その後1994年に渡米。
しかしここでも日の目を見ず。。。
2006年。ホップ農家のマネージャー ダレン・ガメッシュ氏に見つけられてからがサクセスストーリーの始まり。
彼は、ソラチエースを見つけた時、あまりの衝撃で「その場に縛り付けられたように一歩もうごけなくなった」らしい。
そんな彼がニューヨークのブルックリンブルワリーのギャレット・オリバーに依頼し、2008年に生まれたのが「ブルックリンソラチエース」
個性的なホップを、ベルジャンホップ等でバランスを取り、大人気商品に育て上げた。
ちなみに、2016年にキリンビールとブルックリンブルワリーは資本業務提携をしていて、キリンはブルックリンブルワリー社の24.5%の株を保有している。
余談だが、アメリカでのクラフトブルワリーの定義が、「自身がクラフト・ブルワーではない他の酒類製造業者の支配する資本(株式)が25%未満」とされている。
その後、斬新過ぎたソラチエースに時代が追いつくかの様に、アメリカをはじめ、ヨーロッパ等多くのブルワリーで使われる人気ホップに成長。
そして、2019年。ソラチエースが生まれて35年目の令和元年。
サッポロビールが満を持して送り出した「SORACHI 1984」とキリンビールの帰国子女「ブルックリンソラチエース」が一緒にイベントを開催するに至った。
お互いのソラチエースの良さがあり、マリアージュもそれぞれ楽しめる
では、肝心の味はどうだろう。
「SORACHI 1984」は、あのソラチエース独特の香りが一気に鼻に抜け、フルーティは味わいの後に苦みがどっと押し寄せます。軽いピルスナーが好物のわたしも、最初の一杯から飲みたくなります。
「ブルックリンソラチエース」は、ソラチエースの香りを感じつつも、ハーブの香りと酸味がアクセントになっていて、奥行きのある味わい。
マリアージュなら、肉料理や少しジャンクな料理ならSORACHI 1984、お刺身や貝料理ならブルックリンソラチエースを選びたい。
この日提供されたのは、SORACHI 1984にはクリームチーズとドライクランベリー。
ブルックリンソラチエースには、季節野菜のカレーマリネ。
もちろん、どちらも相性ばっちり!
もし機会があるのなら、手羽先とSORACHI 1984、さんまの塩焼き(ワタあり)とブルックリンソラチエースを試してみたいです。
どっちのソラチがうまいのか!? ぜひご賞味あれ
今後、業界のマイティ・ソー アサヒビールさん、ハルク サントリーさんとのコラボも見てみたいです。
我々ビールファンは、メーカーで選んでいないので……
ソラチを飲みたくなった方に朗報!!!
9月16日まで、『“BEER TO GO” by SPRING VALLEY BREWERY』と『Bier Keller Tokyo(ビヤケラー東京)新橋店』でスペシャルイベント開催中。
いすれかのお店でソラチエース関連商品+アンケートに答えたあと、同日中にもう一店舗でアンケートを渡すだけで、ビールを1本プレゼント!!
各お店では、ペアリングセットとしてソラチエースにピッタリなおつまみも用意されています。
皆様、是非!!
■“BEER TO GO” by SPRING VALLEY BREWERY
https://www.springvalleybrewery.jp/pub/beer-to-go/
■Bier Keller Tokyo(ビヤケラー東京)新橋店
https://ginzalion.net/bierkeller_tokyo/