え?これが焼きパスタ!? まるでスイーツのようだ
セカンドドリンクは店長でありソムリエの中村さんに相談しながら、黒ぶどうから醸造して作られた白ワインをチョイス。今日は春らしく桜色のロゼを楽しもうかななんて思っていたけれど、それに近しくて珍しい黒ぶどうから醸造して作られた白ワインをいただくことにしました。
カブァロット ピネール。品種はピノ ノワール(ピノ ネロ)。グラスに注がれた色はピンクゴールドでアクセサリーのような気品高いニュアンスが感じられます。微かにトロピカルフルーツの甘く力強い香りと小さな花のような控えめな香りがします。とても美味しい!繊細なアロマを持つワインも最近は大好きです。
メインの前に、朝どり地場野菜の新鮮サラダが提供されました。サラリといだだきメインのパスタを待ちます。
待ってました! 豊西牛とロマネスコとブロッコリー入り焼きパスタ。型で焼き上げた焼きパスタで、濃厚なトマトソースがたっぷりと添えられています。カットケーキにフルーツソースを添えたドルチェのようなビジュアルのインパクトもワクワクさせてくれます。
では、早速いただきます!パスタはオレッキエテ(耳たぶの様なモチッとした歯応え)。肉質がしっかりとした豊西牛、やわらかくなったブロッコリーとロマネスコは野菜の旨味がしっかりと感じらる濃厚なソースのようです。食材それぞれの食感の違いが面白い組立になっています。
写真では見えませんが、パルミジャーノチーズが中と外側に入り香ばしさも演出。チーズのアクセントが全体をギュッとまとめています。繊細だと感じたこの白ワインとこの焼きパスタが最高のバランスを魅せてくれました。
イタリアンでありながら複雑なハーモニーを奏でるこのマリアージュは予想外ながら最高です!オレッキエテの独特な食感も焼きパスタとして生かされていると感じます。そして何よりもオレッキエテのモチッとした歯応えがこのカブァロット ピネールの繊細な香りと一体になりそうな絶妙な相性を感じさせてくれました。