【焼き鳥とカクテルの熱冷コンビネーション】香ばしい炭火焼き鳥とキンキンに冷えたキリリ系カクテルでちょい飲み

今日もちょい飲みを慣行すべく、東急東横線「綱島」駅で下車。目的地は『炭火焼き鳥& Bar COCORO』さん。今夜はかなり冷えます。でもお店は駅近なので、暖かい店内へと足早に逃げ込む。

いつものバーカウンターに座ります。バーカウンターは居心地いいので女性のおひとり様も多いそうです。ファーストオーダーは銅製マグのモスコミュール。


ロシアの炭鉱で働く人々が銅製のマグカップに入れて隠れて飲んだと言われるお酒がモスコミュールです。本格的な銅マグに入ったモスコミュールは、マグに口をあてた瞬間からおいしい! 冷えた銅マグにピリッと辛いジンジャーエールが、冷たさをより引き立たせます。暖をとりながら、よく冷えた酒を飲む。まさにゼイタクの極みです。

トロトロ白レバーとアツアツトマト巻き

こちらのオススメフード、白レバーとトマト巻きを注文。おひとり様には焼鳥を1本から焼いてくれるサービスがあるのでうれしいですね。

まずは、熱々の豚バラ肉をまとったトマト巻きをひとくち。トマトの中から熱々のトマト汁が。やけどにご用心。火を入れたことで甘味が出ているんですが、トマト本来の酸味もあり、キリリと辛口のモスコミュールと抜群に合います。この熱冷コンビネーションは本当にお酒が進みますね。

お次は白レバーをパクリ。白レバーは炭火の香ばしさをしっかりとまとっています。臭みもなく、塩加減も強過ぎず、上品な仕上げに。さすがですね。白レバーのねっとりとした旨味をゆっくりじっくりと堪能し、程よく水分を欲しがる口の中へ、キンキンのモスコミュールを流し込む。あっと言う間にからっぽになってしまいました。

横浜中華街発祥のカクテル

横浜中華街発祥のカクテル「ジャクター」

セカンドドリンクはジャクターを注文。英語にすると「Jack Tar」。水夫という意味ですね。このカクテルは横浜中華街にあるBARで誕生したそうです。港が近く、船乗りたちが多くお店に訪れたようで、お酒に強い水夫のためにオーナーが考案したんだとか。

クラッシュアイスたっぷりのグラスに注がれるジャクター。これまたよく冷えたカクテルです。アルコール度数が高いのにほんのり甘くて飲みやすいのが特徴です。ライムの酸味がしっかりと感じられ、爽やかでスイートな香りが、実はあのフードと相性抜群なんです!

モモ肉に皮を巻き直すひと手間加えた絶品ネギマ!

そこで追加注文したのがネギマ。COCOROさんのネギマはネギが細めでモモ肉に皮を巻き直して串打ちしています。このひと手間によって、串全体のバランスを整えているんです。

皮の脂の旨味がネギとモモ肉に絡まります。さらに、この脂に炭火の香りがよく移ります。ひと手間をいとわない丁寧な仕事がおいしさの秘訣ですね。本当にうまい!! そして、焼き目がしっかりと入って鳥脂をまとったネギに、ジャクターの爽やかさが非常によく合います。

ジャクターとつくねがシンクロ

ジャクターとつくねがシンクロ

ジャクターにはネギマだけでは物足りない。ということで、つくねちゃんも追加注文。やわらかくフワフワな食感ながらも、鳥肉の旨味がぎっしりとつまった仕上がりです。滑らかな口溶けと少し甘いタレが実に合います。

甘さを強調させるカラシもマスト! これは何本でも食べられそうな気がしちゃいます。すかさず、ジャクターを口に含む。味と香りの相性のみならず、お互いに力強い旨味を持ちながら、つくねちゃんのなめらかな食感とジャクターの口当たりの良さが絶妙にシンクロしています。2本注文しておけばよかったかなと、後悔するほどのマリアージュです。

ちょい飲みの鉄則は「腹も酔いも八分目」。これくらいでサッと切り上げるのがベスト。身も心も温まったところで、ほろ酔いの中、帰路に着くのでした。

『炭火焼き鳥 & Bar COCORO』
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