洋もののお酒と和風おつまみ、または日本の銘酒と洋風おつまみの組み合わせをご紹介する『和洋折衷シリーズ』の第2弾!!今回は世界選抜の中でも、パブやビアガーデンでお馴染みのお酒から選りすぐりのお酒と、日本代表のあんなおつまみやこんなおつまみの組み合わせをご紹介します。
空中殺法飛び交う「ルチャ・リブレ」(プロレス)の国としても知られるメキシコのモデーロ社が製造する、メキシカンビールの代表格「コロナ エクストラ」!!
「このビールは、立って飲むのがお行儀です」というキャッチフレーズ通り、グラスやジョッキを使わず、テキーラのように塩を舐めつつ味わったり、これまた「ライムがなければコロナを飲むな」の格言通り、瓶の先端に櫛切りライムを添えて呑んだりするのがコロナのスタイル。アメリカンビールにも似た軽い味わいのビールです。
そして、暑~いメキシコのコロナには、暑~い沖縄料理の代名詞「ゴーヤチャンプルー」がお似合いです。コレは以前、ある仕事の差し入れでゴーヤチャンプルー弁当を頂いた際に、コロナが頭をよぎりまして試してみたワケです。それ以来の仲なんですね、彼らは!!つまりこのおアツいおふたりの仲人は自分なのです!!コレは胸を張っても良いでしょう!!……おそらくとっくの昔に試している人はいると思いますが(苦笑)。
今や世界90以上の国と地域で呑まれている「スミノフ」。1864年にウォッカ発祥の地であるロシアでピョートル・アルセニエヴィチ・スミノフの手により生み出され、ロシア皇帝・アレキサンダー三世に「皇室だけのウォッカにしたい」とまで言わしめた上に、皇帝御用達の栄誉まで受けたスミノフウォッカ!数々のカクテルを支えるベース・スピリッツとしても揺るぎない地位を築いています。
この流れを汲むのが「スミノフ アイス」。最もポピュラーなレモンテイスト香るホワイトカクテルにレッドラベルが映えるレギュラーシリーズは、実は「もつ煮」に合うんです。浅草や上野の呑み屋にある、あの「もつ煮」です。
コレはレバーペーストにワインを合わせる組み合わせからヒントを得たモノなんですが、スミノフの程よいレモン風味が、もつの旨味をより一層引き立てます!!
1759年にアイルランド人のアーサー・ギネスが首都ダブリンのセント・ジェームズゲート醸造所を9000年という途方もない期間のリース契約(超長期期間賃貸契約)で借り受けた際に誕生したのが、ブラックスタウトの代表である「ギネス・ビール」です。
2009年9月24日に250周年を迎えた時点でも世界150カ国で1000万パイント(約570万リットル)が呑まれているという、まさに世界一のブラックビールです。
缶のギネス・ビールには「フローティング・ウィジェット」なるボールが入っており、グラスに注ぐと“カスケードショー”というきめ細やかな泡が立ちます。コレもまた、ギネス・ビールの特徴です。
そんな世界一のブラックスタウトと合わせるのは……、なんと「セブンアンドアイ もっちもちあんころ餅」。
コレが意外や意外、なかなかイケるんです。ひとくち目の「?」なファースト・インプレッションが新鮮な驚きとして後を引き、ギネス・ビール独特の風味と程よい甘さのあんこがジワジワハマるんです。コレはなかなかに勇気がいるとは思いますが、勇者は是非!!
メキシカンビール×沖縄家庭料理、ロシア皇帝御用達ウォッカ×下町の味、アイルランド・ブラックスタウト×甘味。おのおの個性溢れる組み合わせではないかと思います。しかし、この意外性のあるカップリングこそが「和洋折衷」最大の醍醐味なのです!!