株式会社成城石井(本社事務所:神奈川県横浜市西区北幸、代表取締役社長:原昭彦)は、チリ、南アフリカ、オーストラリアの南半球3カ国から、この夏収穫されたばかりのブドウで作った“ヌーヴォ(新酒)”を直輸入し、順次販売を始めている。
“ヌーヴォ”といえば、フランス・ブルゴーニュ地方のボージョレ地区で作られる「ボージョレ・ヌーヴォ」が有名だが、こちらは秋に収穫されたブドウを仕込み、11月にヌーヴォとして市場に出回るのが常だ。
ところが、南半球では北半球のフランスとは四季が逆転しているため、2~4月にブドウの収穫が行われる。結果、夏頃には新鮮でフルーティな“ヌーヴォ”を楽しむことができるというわけだ。
この夏、成城石井の店頭に並ぶのは、「イムブコ シュナンブラン ヌーヴォ 2016 年」(南アフリカ)と「ポーカーフェイス シャルドネ ヌーヴォ 2016 年」(オーストラリア)、そして「イスラ・デ・マイポ ソー ヴィニヨン ブラン ヌーヴォ 2016 年」(チリ)の3種類。
もともと当社では、“ニューワールド”と呼ばれるヨーロッパ以外のワイン生産国で作られたワインを毎年扱ってきた経緯がある。“ニューワールド”のワインは、そのクオリティの高さとコストパフォーマンスの良さから、現在、世界的に知名度を広げつつあるという。
今回の“南半球ヌーヴォ”を実現するため、成城石井では当社のバイヤーとエノグロ(ワイン醸造技術管理士)が、チリ、南アフリカ、オーストラリアのワイナリーに直接交渉、最終的に日本で人気の高い“新酒”ワインの醸造にこぎつけた。
ストレートで果実の風味が豊かだと評されるニューワールド”ワイン。この度販売する3種のワインは、それぞれ単一品種のブドウから作られているため、各国の土が生み出したオリジナリティ溢れる味わいを存分に楽しむことが出来る。
各種750ml、1290円。オープナー不要のスクリューキャップ採用。コスト的にも手間的にも、夏の行楽地へのお供にピッタリのワインになりそうだ。
なお現在、成城石井のワインバー「Le Bar a Vin 52 AZABU TOKYO(ル バー ラ ヴァン サンカン ドゥ アザブ トウキョウ)」の全 4 店(麻布十番店/関内店/横浜ベイクォーター店/アトレ 恵比寿西館店)では、この度の“南半球ヌーヴォ”発売を記念して、夏のヌーヴォフェア”を実施中。2 種類のグラスワイン(各 60ml)と季節の前菜がセットで980 円。
この夏、“南半球ヌーヴォ”の飲み比べを楽しみたい方にはぜひおすすめだ。
●南アフリカ 『イムブコ シュナンブラン ヌーヴォ 2016 年』 (750ml/1290 円)
発売日:7 月 6 日(水)
原産地:南アフリカ ウェスタンケープ
南アフリカを代表する白ワイン品種シュナンブラン 100%で醸造。2016 年の出来は上々で、酸味とミネラルたっぷりの新鮮な味わいが楽しめる。
“イムブコ”とは、元南アフリカ共和国大統領ネルソン・マンデラ氏の母国語でもあるコサ 語で「憧れる、称賛する」と言う意味。周りから称賛されるようなワイン作りを目指したいという思いから名づけられたのが由来。
●オーストラリア 『ポーカーフェイス シャルドネ ヌーヴォ 2016 年』 (750ml/1290 円)
発売日:7 月 6 日(水)
原産地:オーストラリア ニューサウスウェールズ州 リヴァリーナ
3 世代前から続くイタリア移民系の家族経営ワイナリー、カラブリア・ファミリー・ワインズが醸造。フルーティでリッチな味わいのシャルドネを使った。前年と比べて今年のシャルドネは、よりトロピカルフルーツのニュアンスが色濃いとワイナリー。熟したメロンや桃の花のアロマのほか、トロピカルフルーツやマンゴーと完熟したブドウのしっかりした風味が楽しめる1本。
●チリ 『イスラ・デ・マイポ ソーヴィニヨン ブラン ヌーヴォ 2016 年』 (750ml/1290 円)
発売日:7 月 23 日(土)予定
原産地:チリ マイポ・ヴァレー
ニューワールドの代表格とも言えるチリ原産。今年は比較的気温が低かったため、ブドウの生育が遅れ、例年より2週間程遅れての入荷となる。
四季のはっきりしたチリの気候は、ブドウにフレッシュさと酸味をもたらし、強いシトラスフルーツの香りと風味とのバランスが心地よい1本となっている。8 月下旬には「カベルネ ソーヴィニヨン ヌーヴォ」も発売予定。