第1位「ハイボール」
最後はこちら。冷たいハイボールにちゃぽん。
炭酸が抜けないように慎重に混ぜる。
某コーヒーショップの新作ラテみたいになった。で、飲んでみる。
!?
なんじゃこりゃ!? イメージしてたのと違う。なんだこの想定外な感じ!?
これ、かなり不思議なケミストリーが起こっていて、まず見た目のわりには卵の風味はほとんど立ってこない。おそらく炭酸のシュワシュワにまみれて雲散霧消してしまうのではないか。
ただそれだと、第4位のスパークリングワインと同じ末路をたどるはずだが、これが違うのはハイボールの方にも変化が現れ、ドライだった味わいが丸くなり、ウイスキー本来のモルトの甘さ、コク、蜜やバニラのような香りといった優しい要素が急に出てくる。
結果として卵酒でもハイボールでもない、第3の存在、未知のスパークリング・アルコール飲料が口の中に突如出現して広がるという、実に不可思議な経験をすることになる。何の説明もなくこの飲み物を飲まされて、その正体を言い当てられる人間はそう多くはないだろう。
ということで「アイスで楽しむ夏の冷やし卵酒」。少なくとも上位の二つは一見の、いや一飲の価値ありなので、ぜひトライしてみてほしい。まあ、生卵が苦手でなければ。あとツイッター https://twitter.com/c2h5ohjp の方では引き続きいろいろと実験を続けていくので、そちらもチェックされたし。まあ、このヒゲ面が苦手でなければ。