GWも明けてだいぶ経つが、なんともやる気が起きない……“五月病”でよどんだ気持ちをずばっと吹き飛ばしてくれる刺激を、そろそろ欲している方も多いのではないだろうか。そんなメンタル落ち気味なときにおすすめなのが、梅のしょっぱい旨さがガツンと来る「サッポロ男梅サワー」だ。缶を買ってしっとりと家で呑むのもいいが、どうせなら仲間と一緒においしいものを食べながらワイワイと味わうほうが楽しいに決まっている。
そんなあなたに打ってつけのイベントがある。5月18日(水)から5月29日(日)まで、月島もんじゃ振興会協同組合の協力のもと「もんじゃストリート」で開催されている期間限定イベント「男梅横丁」が、それだ。先だって行われたプレス内覧会にお邪魔してきた。
いろいろな仕掛けが施されるイベントの中で、今回『バッカスの選択』が注目したのは、「無限梅落とし」と「相性の良い個性豊かなもんじゃメニュー」の2つ。男梅サワーには、梅を追加して入れる「梅落とし」という飲み方があるのだが、その進化系が「無限梅落とし」(男梅横丁限定)である。
お店で男梅サワーを注文してサイコロを振る。「1」が出た場合、最大5個まで梅干しを入れられる。「2」~「6」が出た場合は梅干し1個ゲットだ。男梅サワーだけでも十分なのだが、最大5個の梅干しが入ると、しょっぱい旨さがまさに口の中に無限に押し寄せてくる。「無限梅落とし」、恐るべし。梅好きならば、ぜひ味わっておくべき飲み方だ。
そして、内覧会でお邪魔したお店「おしお和(なごみ)店」さんでは、男梅サワーにベストマッチするもんじゃ焼きとして、「ツナそばしょうが」(1150円)を試食させていただいた。かわいらしい女性スタッフさんに、なぜこのもんじゃ焼きなのかと聞いたところ、ちゃきちゃきと答えてくれた。
「これはもともとあるメニューなんですが、男梅サワーの“和テイスト”と合うだろうということで今回ピックアップしました。ツナと紅しょうがというのは、一見合わなさそうなんですが、これが意外とおいしいんですよね。私たちスタッフのおすすめメニューです!」
ツナと紅しょうが。この文字面だけを見ると完全なミスマッチだ。このデュオが、どんなハーモニーを奏でるのだろうと思っていたが、紅しょうがのしょっぱ辛さと、ツナのほんのりとした甘さが、食べてみると意外な重奏を聞かせてくれる。箸ならぬ“ヘラ”が、指揮者のタクトのごとく動きをやめない。
肝心の男梅サワーともんじゃ焼きとの相性だが、とにかく男梅サワーがぐびぐび進む系のもんじゃ焼きである。紅しょうがの辛味と塩味、そばの塩味、ツナのほんのりとした甘味、干し海老のうま味。この材料を見てご想像されている通り、全体的には塩味が強い味わいだ。
ハフハフしてもんじゃを食べて熱々の口の中に、キンキンに冷えたしょっぱい旨さの男梅サワーを流し込む。もんじゃ焼きよりも、さらに濃い味が口の中に広がる。そして、熱さと冷たさのギャップを何度も楽しみたくなる。うーんなるほど、夏にぴったりじゃないか。なお、男梅サワーに合うもんじゃ焼きは、お店によって違うとのこと。いろいろなもんじゃ焼きを試してみて、自分のベストマッチを探るのもいいだろう。
ちょっとやる気が出ないな……と感じているビジネスパーソン、いつもマンネリで何か刺激が欲しいな……そう思っているカップル、試しに月島に足を運んでみてはいかがだろうか。「もんじゃストリート」で何かが変わるかもしれない。5月29日までなので、お早めに。