【お酒のプロに無茶ぶりの時間ですよ】ワンコインワインをソムリエが本気でテイスティングするとどうなる?(1)赤ワイン編

で、赤ワインの最後はこれ、「サー・ジョージ オーストラリアン・レッド」。名前の通りオーストラリア産のワインで、輸入者はメルシャン。

「今回の赤ワイン4本の中では一番ボディがしっかりしています。甘味と果実味がメインで感じられますが、少しだけアクの強さというか、いい意味で雑味が混じっていて、それがこのワインに個性を与えていると思います」ふむむむ、何というかちょっと粗削りで、いろんなニュアンスが混ぜこぜになった幅の広さ、それがオーストラリア産の持ち味ということ?なのかな?

何やら骨太で、ややもするととっつきにくそうな印象のようでもあるが、やはりそこはワンコインワイン。ライトユーザーも飲みやすい仕上がりになっているようで、「ジュース的(注:1本目同様、ディスっているわけではない)な口当たりの良さがあります。ダークチェリーのような、やや重めなんだけどベースは甘い、というタッチですね」とのこと。して、こちらのおすすめマリアージュはというと……「濃い目の味付けがしっかり効いた肉料理でも負けないと思います。ビーフストロガノフとか、ハンバーグにしてもちょっとこってり系のソースをかけてみるとか。ヘビーなメンチカツなんかもいいですねえ、肉汁がジュワッとしたのが」

……と、再び野郎メシ方面が挟まってきたところで、赤ワインのテイスティングは終了。残るワンコインワイン、「白」3本は次の記事で。