いやあ、ビアガーデンですよ、ビアガーデン! 東京ではこないだまで桜だ花見だと言っていたのに、もうビアガーデンですよ! まったくこの世界というのは、呑兵衛&呑み姫に少しも休むヒマを与えてはくれませんね。
その上、東京・大手町の高層ビル街のど真ん中に“完璧なビアガーデン”がオープンすると言われては、編集長D、おいそれと休んではいられないわけですよ。もちろん行ってきました。そしてその夜に、この原稿を書いております。なんという職務と酒への忠誠心!
行ってきたのは、サッポロビールが期間限定でオープンする「THE PERFECT BEER GARDEN 2016 TOKYO」。オープン初日、4月27日に行われたオープニングレセプションです。
まず何が完璧って、サッポロの代名詞である黒ラベル! 実はこの春から、黒ラベルはその「生のうまさ」にこだわった品質を極限まで徹底追求し、さらなる“完璧な生ビール”を目指してブラッシュアップ。この妥協を許さないアスリートのようなストイックさにより、「パーフェクト黒ラベル」(!)として生まれ変わったわけですが、「THE PERFECT BEER GARDEN 2016 TOKYO」ではその新生黒ラベルが“完璧な”状態で飲めるのですよ。ですよ!
それだけではありません……。その「パーフェクト黒ラベル」の限定商品である「エクストラブリュー」という、ストイックな開発精神が高まりまくって結晶したような絶品ビールが、絶品のまま、樽生で、「樽生」で、提供されるのです! そして編集長D、提供されてきました、ええ。これも職務と酒への忠義ですから、ええ。
ゴクリ。あら! ゴクリ。あらあら! ゴクリゴクリ。あらま! ……そろそろ感想を言いますね。泡がまず、クリーミーです。そしてただのクリーミーでは終わりません。飲む前はもちろんクリーミーで、それから何口か飲んでも……、あらまあ! なんということでしょう! まったくボリュームが衰えていません。「逆に劇的」ビフォーアフター。全然、少しも変わらないのです。泡がずっとボリューミー&クリーミー。いやはや、完璧です。
そして味わいはもちろん、深みのある香ばしさと心地よい苦みがガツンとくる、黒ラベルならではの爽快感がありますね。そしてこの「エクストラブリュー」では、その爽快な後味がさらに長い余韻とともに続いていく感覚があります。しかも最初の一口から後半まで、しっかりとガツンが持続。さすがストイックな「パーフェクト黒ラベル」。持久力のトレーニングでも相当自分を追い込んだんでしょうね。完璧です。
次に完璧なのはその空間づくりです。キーワードは「大人」。これはもうTVCMでもおなじみ、「大人エレベーター」の世界観ですね。
黒ラベルのブラックが基調の引き締まった会場内には、CMで妻夫木聡クンと語らった仲代達也、奥田民生、斉藤和義、リリー・フランキー、國村隼、豊川悦司、スガ シカオというそうそうたる面々の「大人なセリフ」が、壁面・天吊りバナー・モニターなど随所に散りばめられていて、もう何というか「プロフェッショナル 仕事の流儀(キリッ)」とか「情熱大陸(キリッ)」とかの熱い世界がそこら中で展開されている感じ。見ているだけでテンションが上がります(キリッ)。いやあ、皆さん、深いですねえ……。完璧です。
そしてレセプション会場にはさらにテンションの上がるゲスト!(キリッ、もとい、デレッ)
2016年サッポロビールイメージガールの柚木渚(ゆずきなぎさ)さんが登場して、会場のスペースについて魅力を語ってくれました。
大きく3つのゾーンに分かれていて、メインのスペースはザ・ビアガーデンといった感じのオープンなエリア。スツール席が中心のワイワイ楽しむにぎわいゾーンですね。
もう一つはソファー席でくつろげる、落ち着いたリラックスゾーン。少人数でゆったりと大人の飲みを楽しむならこっちでしょう。
そしてビアガーデンといえばやっぱり外飲み! ということで、オープンエアのゾーンもあります。一部は屋根もついているので、ちょっと天気が心配な日もいけちゃいますね。
さらに……、気になるスペシャルルームというのがありまして。TVCMに登場する和風カウンターバーをモチーフにした、たった18席だけのゾーン。専用のグラスで飲めます。専用の黒ラベルサーバースタンドがあります。そして「完全予約制」です。皆さん、ここで“エア”妻夫木クンを相手に、思う存分大人の流儀をキリッと言ってやってください!
ということで、柚木さんの会場プレゼンテーション。ちょっとデレッとするのに忙しくて、編集長D、肝心の内容を危うく聞き逃すところでしたが、職務と酒への忠誠心を思い出し何とかこらえました。黒ラベルと、ビアガーデンの魅力をとことん味わい尽くすにはこれ以上ない空間ですね。完璧です。
さてさてビアガーデンには欠かせないフードメニューですが、こちらももちろん、黒ラベルに合うツマミが大充実してます。
そして「THE PERFECT BEER GARDEN 2016 TOKYO」のこだわりは、その演出! 会場の一角に設けられた調理スペース、名付けて「ライブキッチン」では、大きな鉄板でジュージューと何かが、おいしい何かが、香りのたまらない何かが焼ける、その一部始終を余すところなく目と耳と鼻で感じることができます。何でしょう、この半端ないシズル感。もうこの「ライブ」だけで、ビール1杯いけそうです。
その「ライブキッチン」から出来立てホヤホヤで登場するのは、「牛カルビのタレ焼き」
「もちもち生地のタコスピザ」
「宮城観音池ポークのおつまみスペアリブ」
といったいずれ劣らぬ最強フード軍団。定番の「皮つきフライドポテト」「若鶏の唐揚げ」などがその脇をしっかりと固めます。まったくスキのない布陣。完璧です。
ということで、完璧なビアガーデンの完璧な(?)レポート、いかがでしたか。東京・大手町、超絶オフィス街の真っただ中にぽっかりと誕生する、「大人が楽しむための」ビアガーデン。9月までの期間限定オープンなので、これからの暑い時期はますます気持ちよさそうですね。では皆さん、パーフェクトな黒ラベルとともに、パーフェクトな夏を!