【定番の一品が至高のアテに】銘酒「久保田 千寿」が玉子の甘みをグイグイ引き出す!

銘酒を開けて晩酌をちょいと贅沢に!

本日は新潟の銘酒「久保田 千寿」です。久保田、と言えば日本酒をあまり飲まない人でも知っている有名な銘柄ですね。新潟県の酒蔵、朝日酒造が新潟コシヒカリを使用して仕込んだ特別な本醸造です。

久保田には萬寿、千寿、百寿、紅寿、碧寿の5種類があり、基本的にはどれも淡麗辛口。今回は千寿をチョイスしてみました。香りは穏やかに、辛口ながらもスッキリと飽きの来ない飲み口だと思います。

アテにするのは色合いも味わいも鮮やかな玉子焼き!

そんな「久保田 千寿」のお供に頂くのは、「明太子と葱の玉子焼き」! 明太子は玉子の中に混ぜ込んで一緒に火を通したものと、出来上がった玉子焼きの上に生のまま添えるものの、2種類の味を楽しみます。

明太子の塩分がしっかり出るので、玉子の味付けは隠し味の醬油を数滴のみ! 葱は普通の物でもいいですが、明太子の風味が負けてしまうので今回は万能葱で。

ほぐした明太子と万能葱と玉子を混ぜ合わせ、よく油を馴染ませたフライパンで薄めに丁寧に巻き上げてきます。

ほのかな清涼感を感じさせる万能葱の緑が、玉子の黄色と明太子の赤をいっそう鮮やかに引き立てますね。

ふくよかな風味のぬる燗で玉子の甘みをさらに引き出す!

そして玉子焼きをさらに深く楽しむもうひと手間を。「久保田 千寿」をあえてぬる燗にします。

熱燗ではなく「ぬる燗」にするのは、銘酒の米の旨みをじっくり楽しむため。熱燗にすると米の繊細な風味や香りが飛んでしまうこともあり、折角の銘酒の魅力を存分に味わえません。人肌燗~ぬる燗ぐらいが、「久保田 千寿」の個性を最大限に引き出す飲み方ではないでしょうか。

冷やではキリッとした辛さが引き立つ千寿ですが、燗につけると口当りが柔らかくなり、ふっくらとした香りが心地よく鼻に抜けていきます。

そんなぬる燗と一緒に味わうと、ふくよかな米の風味が玉子の甘さを引き立たせ、明太子の辛みもまろやかに。何気ないお馴染みの玉子焼きが至高の一品になる、なんともシアワセなマリアージュなのでした。