彼氏にふるまいたい手作り料理の代表格、と言えば、肉じゃが。作ってあげたこと、作ってもらったこと、ありますか？肉じゃがは炭水化物、タンパク質、ビタミン、食物繊維などを含んでいて、それ一品だけでも食事として完結してしまうメニューです。
……が、そもそも作ってあげる（くれる）人すらいなくて寂しい……という夜は、自分で鍋いっぱいに作って、一人飲みで胃袋だけでも温めましょう（やけじゃなくて、いつかふるまう日のための練習です、練習）。
でも和食を作るぞ！となると、必要になるのが“出汁”。面倒くさそう……という人もいるのではないでしょうか。けれど出汁は、小学生が家庭科の授業でも作れてしまうほど簡単です。
かなりざっくり簡単に説明すると、「お湯の量に対し3％の削り節を加えるだけ」で出汁は取れてしまいます。
今回の肉じゃがについては、コップ1杯分の出汁があればOKなので、小分けの削り節1～2パックをコップに入れてお湯を注ぐだけで完成ですね。あとはざるや茶こしでこせば大丈夫です。お箸である程度すくい取るだけでもよかったりします。
・じゃがいも … 4個（400g前後）
・豚肉 … 150g
・玉ねぎ … 1個
・にんじん … 小1本
・エリンギ … 1パック
・つきこんにゃく … 1袋
★だし … 200㏄
★みりん … 大2
★酒 … 大1
★砂糖 … 大2
★しょうゆ … 60cc
・黒こしょう … 気持ち多め
・豚肉は3㎝幅に切り、じゃがいも、にんじん、エリンギもひと口大に切る。
・玉ねぎは8等分のくし型切りにする。
・つきこんにゃくもアク抜きが必要であれば下ゆでしておく。
1．鍋に炒め油（分量外）を熱して豚肉を炒め、じゃがいも、にんじん、玉ねぎも加えて炒めます。
2．火が通ってきたら★印の調味料を加えてひと混ぜし、その上に他の具材を載せて黒こしょうをしたら、落し蓋をして鍋にもフタをします。
3．煮立ったところで弱火に落とし、じっくり30分ほど煮ます。
4．野菜が煮えたら火を止めて、時間があればしばらく放置します。食べる頃にまた温め返したら器によそって完成です。
黒こしょうをすると味が引き締まるのがポイントです。お好みでさらに黒こしょうをかけて、ピリ辛にするのも美味しいですよ。
肉じゃがはなんとなく難しそうなイメージがありますが、いざ作ってみると基本「炒める・煮る・放置」の3ステップだけなので思いのほか簡単です。煮汁が少ない分落し蓋は必要ですが、必要最低限の調味料で味が付くので経済的です。
さて一人晩酌のお供には、かわいらしいボトルのスパークリング日本酒を合わせてみました。福島県二本松市にある人気酒造（ほんとにこういう名前です）の「Rice Magicスパークリング 純米大吟醸」です。チューリップのデザインが、心の奥底に眠る女子ゴコロをくすぐります！
「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2013」で金賞を受賞している一本。さっそくグラスに注いでみました。
かすかに濁りがかったお酒は、飲んでみるとやさしい微炭酸。発酵の過程で生まれた天然の炭酸だそうです。シュワシュワ辛口のスパークリングを想像していたのですが、テイストも甘めで、想像と違った味わいです。鼻を抜ける香りは日本酒なのですが、米と米こうじ由来のフルーティな甘さが爽やかなので、グイグイ飲んでしまいます。日本酒は苦手という女性でも美味しくいただけますね。これはいいお酒を見つけました！
甘めのお酒だったので、肉じゃがは黒こしょうを利かせて正解でした。味を引き締めてくれます。「Rice Magicスパークリング 純米大吟醸」は炭酸が強いわけでもなく、肉じゃがの余韻をかき消してしまうこともないので、相乗効果でどちらも美味しく感じてしまいます。和の煮物にスパークリング日本酒、この組み合わせはアリかもしれません。
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