合わせるならば、やはり旬の食材
クセがない酒ということは、どんな食材にも合わせやすい酒とも言えます。上質の土と水から生み出された酒ですので、同じく「土」に馴染みのある作物を合わせてみるのはいかがでしょうか。今の時期ですと、“夏ごぼう”とも呼ばれる若採りの新ごぼうがオススメです。
<新ごぼうの漬け物>
ごぼう 2本
めんつゆ 150cc
お酢 50cc
かつお節 5g
鷹のつめ お好みで
【1】ごぼうの皮を剥いて、すりこ木などで荒く叩き、4~5cmほどの大きさにカット。
【2】水に晒して灰汁抜きしたら、たっぷりの水で5~6分ほど茹で、ざるに上げます。
【3】あたたかいうちに、調味料すべてと一緒に容器に入れて漬けます。
【4】大体1晩くらいで食べごろになります。
土の香りが、さらに酒の香りを醸しだす
まだ早採りのごぼうなので、柔らかく上品な香りが口に広がります。一噛みごとに染み出す土の香りと、そこに加わる「越後桜」の少し甘口の味わいは、留まることを知りません。さらりとした口当たりが、新ごぼうの爽やかさをさらに引き立てます。
やはり同じ土と水でできたもの同士は相性がいいのでしょうか。一杯、もう一杯と、ついつい手が伸びてしまいます。
どこで手に入るか
越後桜酒造はさほど大きな酒蔵ではないので、首都圏の酒屋で購入するのは難しいかもしれません。しかし、この大吟醸は限定酒ではないのでネット販売でも気軽に購入することができます。金額は多少の差がありますが大体2,000円と少しで購入できますので、週末のご褒美などにいかがでしょうか。
飲み口的にもお財布的にも優しい大吟醸。肩肘をはらず、リラックスして味わってみてください。