北海道・旭川の地酒3種を呑む 〜【1】「国士無双」編〜

北の酒造タウン・旭川の地酒を手に入れた!

久しぶりに旭川に行きました。私の住むまちからは特急列車で1時間ほど。ちょっとした旅です。でも、仕事です。仕事とはいえ、遠出は楽しい。電車に乗るだけ、まちを歩くだけでも、ワクワクします。まして、おみやげのことを考えると、ワクワクは止まりません。仕事だけど、いや、仕事だからこそ、帰りに必ず、その土地のものを買うことにしています。自分のために。

JR旭川駅の中にある旭川観光物産情報センターで、いいものを発見しました。清酒(300㎖)3本がセットになった「あさひかわ蔵めぐり」!

そう、旭川といえば、地酒のまち。

明治期に酒造りの歴史は始まり、札幌や小樽と並び、酒造業で栄えたといいます。いまも、三つの蔵元が、おいしい日本酒を造り続けています。その地酒3種の詰め合わせが目の前にあれば、つい手が伸びてしまうというもの。

アテは旅先の勘を信じて「スモークドチキンレッグ」

「あさひかわ蔵めぐり」を手に、さらに物色を続けると、「スモークドチキンレッグ」なるものがありました。鶏肉好きにとって無視できない存在感があります。これまたつい手が伸びてしまうというもの。製造しているのは、株式会社ゴトウくんせい。旭川市から車で約1時間、「絵本の里」として有名な剣淵町にある店です。

どうやら保存料や発色剤は使っておらず、塩こしょうのシンプルな味付けらしい。おいしいに違いない。旅先での勘は信じることにしているので、これも迷わず買いました。

蔵めぐり最初の1本「国士無双」を呑む

蔵めぐり最初の1本「国士無双」を呑む

「あさひかわ蔵めぐり」を前に、どの蔵からめぐろうか、一気にめぐってしまおうか……と、3秒くらい迷って、純米生貯蔵酒「国士無双」を開けました。蔵元は、明治32(1899)年創業の髙砂酒造。きりっとした味わいで、おいしい。すっきりとした飲み口なので、いくらでも呑めそうです。

「お酒は良たんぱく質とともに」をモットーとしている私は、「スモークドチキンレッグ」も開けました。日本酒が負けるかも…と思いつつ、食べたいものは食べたいのです。これまた、おいしい。想像よりもはるかに、さっぱりとした味わいです。燻製の香りは、しっかりとするけれど、くどくない。

日本酒&スモークチキンに目覚めてしまったかも?

なんとなくビールのイメージが強いスモークチキン。日本酒との相性はちょっと未知数のところもありました。ただ、今回の純米生貯蔵酒「国士無双」とゴトウくんせい「スモークドチキンレッグ」に関していえば、お互いの味を邪魔することなく、楽しめました。どちらもすっきりとした味わいだからでしょうか。

日本酒とスモークチキンと私。今回の出合いは、すばらしいものとなりました。また別の機会に、別の土地で、別の日本酒とスモークチキンに出合ったら、きっと再び相性をチェックしてしまうことでしょう。

●純米生貯蔵酒「国士無双」(髙砂酒造)

原料米/美山錦・秋田小町、日本酒度/+3、酸度/1.3、アルコール度数/13〜14、おすすめは冷や。(公式サイト:http://www.takasagoshuzo.com/より)

●「スモークドチキンレッグ」(ゴトウくんせい)

Mサイズ540円・Lサイズ648円、通販あり。