北海道・旭川の地酒3種を呑む 〜【3】「大雪乃蔵」編〜

旭川の酒には旭川の「旭豆」

旭川には有名なお菓子があります。その名も「旭豆(あさひまめ)」。甜菜(てんさい)糖でコーティングされた大豆です。北海道でとれる大豆と甜菜糖で、誰にでも好まれるお菓子をつくれないものか……という思案の結果、明治35(1902)年に誕生したといい、その歴史はとても長い。

旭川には有名なお菓子があります。その名も「旭豆(あさひまめ)」。甜菜(てんさい)糖でコーティングされた大豆です。

原材料は、北海道産の大豆と甜菜糖、そして小麦粉と抹茶のみ。ほどよい甘みのなかに、しっかりと大豆の味がします。「北海道名産」を謳うにふさわしい一品です。

蔵めぐりのラスト「大雪乃蔵」を呑む

「お酒は良たんぱく質とともに」をモットーとしている私は、「旭豆」で「大雪乃蔵」を呑むことに決めました。だって、大豆といえば、良たんぱく質の代表格。お酒のおともにはもってこいというものです。

「大雪乃蔵」を呑む

「大雪乃蔵」は、ほかの地酒2種よりも少し酸味がありました。私は唎酒(ききざけ)師でもなければ、味覚のプロでもないので、気のせいかもしれないけれど。それはそれとして、旭豆と食べてみると、お酒の酸味がやわらぎ、対する「旭豆」は甘みが弱まった気がします。

「旭豆」で「大雪乃蔵」を呑む

ふと、冷凍庫のなかに、北海道十勝地方の中札内村(なかさつないむら)の特産品である枝豆があることを思い出しました。枝豆といえば、半人前の大豆のこと。比べてみなければ!と、よくわからない義務感で、さっそく試してみることに。

北海道十勝地方の中札内村(なかさつないむら)の特産品である枝豆

中札内の枝豆は、味がしっかりとしてとてもおいしい。それが、お酒と一緒に食べると、よりいっそう甘みが増します。そんな気がします。

「大雪乃蔵」と二つの豆の相性はいかに