【ウイスキーをおいしくする“炙り棒”?】あのミズナラスティックを焦がしてボトルにin!する飲み方をブラックニッカで試してみた

今回はミズナラスティックをガスレンジの火であぶってみた。火にガッツリ近づけると棒が着火し、限りなく護摩行に近い軽微なボヤ騒ぎになってしまうので、遠目からじっくり焦がしていく。スティックの端を持ち、反対側の半分がいい感じに黒くなったところでよく冷まし、ウイスキーボトルに投入する。

使用したウイスキーは「ブラックニッカ」。写真の左が焦がしたスティック(下半分が黒くなっている)、右は何もしていないスティック(これも黒く見えるが、焦げではなくウイスキーを吸ったため)。これらとスティックを入れていない通常のボトルの計3本を用意して、飲み比べをする。

まずはスティック無しのノーマルボトル。ストレートでいく。

まあこれは、いつもの「ブラックニッカ」である。優しい香りとスムーズな味わい、コクのある甘味としつこくない後味のバランス感に優れた一杯だ。

それにミズナラスティック(焦がし無し)を入れたボトルを試してみる。

これは今までの記事でも触れたりしているが、スティックが入るとまず香りが変わる。優しめだったのがグッと重みが増し、いい感じに鈍さのあるウッディー感が出る。そして味わいに力強さが加わる感じで、“棒熟成”の名に恥じぬ個性の変化だ。

そしていよいよこれ。焦がしテクを施したミズナラスティック入りのボトル……。

ミズナラスティック「焦がしテク」の結末は?