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「宮城峡」と山の中の一軒宿

山の中のBARのオススメ 温泉割りの「宮城峡」

とある東北の温泉を調べるために、パソコンで検索していました。その時、山の中の一軒宿にBARがあることを知りました。その宿では、昔の湯治場の客同士が触れ合った共同炊事場というコミュニケーションスペースを現代にも提供したいというコンセプトBARを作りました。

おすすめはニッカウヰスキー「宮城峡」。作並温泉郷にほど近い蒸留所で作られたシングルモルトは、ぜひ源泉100%の温泉で割った「峩々割」でお召し上がり頂きたいと思います。

それを見て、「宮城峡」が無性に飲みたくなりました。15年ほど前、シングルモルトに興味があり、バーで色々教えてもらい、気に入ったスコッチのボトルを何本も買いました。丁度その頃、東京駅の隣りにあった国際会館の地下一階にあったバーで教えてもらったのが「宮城峡」。一遍でファンになりました。でも中々、他のバーにも酒屋にも「宮城峡」は置いていませんでした。

たまたま寄った宇都宮のバーで「宮城峡」を見つけ、その後、仙台での仕事を終え、宇都宮に途中下車をして、「宮城峡」を飲みに釜川そばのバーに行ったこともありました。最近「宮城峡」が復活しました。「仙台」の名を替えたとも聞きます。

BARのある山の中の一軒宿は「峩々温泉」。蔵王山麓の中腹、標高850m、蔵王エコーライン近くに位置する一軒宿で、蔵王の御釜を発する濁川の渓流沿いに建てられています。群馬の四万温泉、湯平温泉と並ぶ慢性消化器病や慢性便秘などに効く日本三大胃腸病の名湯に数えられます。「ぬる湯」、「あつ湯」、「露天風呂」、「混浴露天風呂」があり、天の川を肉眼で見ることができる「星空ツアー」が人気です。

【施設名】峩々温泉
【住 所】宮城県柴田郡川崎町大字前川字峩々1番地
【日帰り湯施設】無し
http://www.gagaonsen.com/index.html

久々に飲んだ「宮城峡」。新川川から望む北日本の脊梁、奥羽山脈のローランドの風景が目に浮かびます。峩々温泉の蔵王連峰はつながっています。ちなみにニッカは余市をハイランド、新川をローランドと呼んでいます。

シンプルな甘みのドライイチジク

バーでフードを頼むことはほとんどないのですが、郡山のバーで「宮城峡」に添えられたイチジクのコンポートの味が忘れられません。郡山違いですが、奈良の大和郡山がイチジクの産地なのは何かのご縁かもしれません。そうそうドライフルーツのイチジクも合いますね。