【完売必至の貴重な「コロッケ」に絶妙マッチ】焼酎のホッピー割り、でなくて、まさかのビール割り!!!

「口福コロッケ」をご存知だろうか? テレビでも何度か紹介されている超美味なコロッケ。JR浜松町駅近くの『福内商店』が製造販売している。『福内商店』では、そのコロッケを小売りはせず、卸販売のみの商売形態をとる。しかも卸販売するのは、日本橋高島屋、新宿伊勢丹、浦和伊勢丹の高級百貨店3店のみ。

このコロッケは挽肉・ジャガイモなどが入ったタネに生パン粉をまぶした状態で販売される。客が自分で揚げて完成なのだ。その製造数量は、老夫婦が二人で作っているので限りがあり、販売する日も決まっている。販売日には午前中の早い段階で完売する貴重な商品となっている。そんな貴重なコロッケを伊勢丹でゲットした。

「コロッケ」には、「ビール」?

早速「口福コロッケ」を肴に、酒を飲む事にしよう。「コロッケ」にあう酒と言えば、ビールだろう。ワインでもなければ日本酒でもない。やはりビールだ! しかし、非常に美味な「口福コロッケ」にただのビールでは芸がない。ここは、ちょっと趣向を凝らそう。酒を2種類準備する。まず一つ目はサントリーの「マスターズドリーム」。サントリーが満を持して完成させ、醸造家の夢と称している。こだわりの材料を使い、製法にも趣向を凝らしたビール。このビールは、コク・苦味・甘み・香り・余韻が最後まで幾重にも楽しめる。「口福コロッケ」の旨みに決して引けをとらないはずだ。

老舗の定番焼酎「キンミヤ焼酎」

老舗の定番焼酎「キンミヤ焼酎」

もうひとつのお酒は三重県にある宮崎本店の「キンミヤ焼酎」。老舗の酒場の定番焼酎。仕込み水に清流を使った甲類のこの焼酎は、素直なお味で、割る物の素材を活かす。だから、関東の老舗の酒場で昔から支持され続けている。キンミヤ焼酎を割る飲み物の定番はホッピー。いわゆるビールテイストの飲料。今回は、ホッピーでなく、ビールそのもので割る。焼酎のビール割……、なんともジャンキーな割り方。しかし、この飲み方は酔いが廻るのも早いので気を付けないといけない。

「口福コロッケ」の旨みは素晴らしい!

まずは、「口福コロッケ」を揚げるところからスタートする。このコロッケは、生パン粉でくるまれている。生パン粉は揚げ方に注意しないと焦げてしまう。じっくりと中まで火が通るよう丁寧に揚げる。

キツネ色になったら出来上がり。お皿に野菜を添えて盛り付けをする。早速いただこう。

美味い!! コロッケには、本来ならウスターソースをたっぷり付けて、ジャガイモとソースのコンビネーションを楽しむのだが、「口福コロッケ」にはソースは不要。何も付けないほうが美味しい! 玉葱やジャガイモの甘みが口中に拡がり、挽肉の旨みが爆発する。衣はサクサクで、中の具は蕩けていく。すばらしい食感! こんなコロッケにはそうはお目にかかれない。

「マスターズドリーム」とのコンビネーションを楽しもう

「マスターズドリーム」とのコンビネーションを楽しもう

ここで、マスターズドリームを「一口グラス」に注ぎ一気にいただく。ホップの香りが拡がり、旨み・苦味が甘いコクに包まれてやってくる。

コロッケの旨みの余韻とマスターズドリームのコクが、いい意味で仲良く喧嘩する。これはこれで美味いし、相性も抜群である。だが、今回はこれで満足しない。より濃厚な焼酎のビール割を試すのだ!

ビールの焼酎割りは果たして食材にあうのか?

ここで、「キンミヤ焼酎」登場。マスターズドリーム用の特別グラスに氷を放り込み、焼酎を注ぐ。このグラスは、マスターズドリームのコクや旨みを最後まで楽しめる様、真ん中が少し膨らんだ独特の形状をしている。こだわりのグラス。

そこに、マスターズドリームを並々と注ぐ。さあ、楽しもう。

まずは、「口福コロッケ」を一口。素晴らしい旨みと甘みを感じる。その余韻が残る中、グラスを傾ける。口の中にビールのコクが一挙に拡がる。でも、先程と少し違う。コクが増し、まったりとしたまろやかさが加わり、ズシリとくる!「キンミヤ焼酎」がマスターズドリームの素材感を殺さず、その存在感を広げ重厚感を演出する。これも、又、コロッケの旨みを十分に引きだしてくれる。

「口福コロッケ」に調味料はあうのだろうか?

「口福コロッケ」に調味料はあうのだろうか?

ここまで、「口福コロッケ」に何も付けずそのままでいただいてきた。果たして、調味料を利用すればもっと美味しくなるのだろうか? 冷蔵庫からマヨネーズを取り出す。これを使おう。

マヨネーズを少し付けていただく。美味い! 素直に旨い! マヨネーズの酸味がジャガイモの旨み、甘みに良くあう。味のあるポテサラ感覚かもしれない。これが、キンミヤ焼酎のビール割にあう。ズシリと重くなったマスターズドリームのお味に、マヨネーズの酸味がアクセントになり、コロッケとの相性がさらに良くなる。これはいい! あっという間に、「口福コロッケ」3個がなくなり完食だ。

「口福コロッケ」は6個ワンパックで販売されている。この日は、一人3個ずつ二人でシェアした。本音を言うと、ワンパックを一人でいきたいぐらいだった。申し訳ないが、次回購入時は、一人でワンパック楽しませてもらう事にする。