【“テカリ”が目印?】キリンビールが「一番搾り」をリニューアル! お近くの店頭にもぼちぼち入荷……してるかな?

そしてリニューアルのもう1点、味の方はどう変わったかというと、発表会で言われていたのは「麦のうまみ」がアップした、ということ。そして編集長Dの個人的感想で言うと、「ちょっぴりデリケートなお年頃になったかな?」という感じだ。

何?どういう感じだ?全然わからん?……はいはい、かいつまもうね、はいはい。

「一番搾り」

まず「麦のうまみ」に関してだが、もともと「一番搾り」はその独自の「一番搾り製法(一番搾り麦汁だけを使う作り方)」によって“麦のおいしいところだけを搾る”ことにこだわってきた銘柄だ。なのでこれまでももちろん麦のうまみは存分に感じられたわけだが、リニューアルでは麦汁の濾過温度を下げて雑味や渋味が抑えられた分、麦の味わいがより前面に出てくるようになった。

そして「デリケートな感じ」というのは、(おそらく)この低温濾過の産物である。雑味や渋味、さらに酸味だとか、ちょっと甘い?という香りだとか、要はビールが潜在的に持ち得る様々な方向の個性がほど良くトーンダウンされて“落ち着いた性格”になることで、全体に洗練された、繊細なキャラクターにまとまっている感じがする。

人によっては「スッキリ飲みやすくなった」ととらえられるかもしれない。あるいは、「押しの強さよりも奥深くなった印象」という人もあるかもしれない。いずれにしろ、発表会でも言われていたが、「より調和のとれた」味わいに仕上がっているのは間違いない。

さてこの“新”「一番搾り」、製造は7月下旬から始まっていて、順次現行品と切り替えていくとのこと。気になる諸君は、ぜひ店頭で雫マークのテカリを探してみてほしい。