#13【檀れいみたいな人が冷やして待っていようと、いなかろうと……】第3のビールの雄・サントリー「金麦」はこのツマミで飲め!!

「金麦冷やして待ってるから」のCMでお馴染みの「金麦」!!いわゆる第3のビールの中でも高い人気を誇ります。そんな金麦の特徴でもある「ガツン」という炭酸の強さを活かすベストなツマミは何なのか。ちょっと検証してみました。

と、その前に、金麦のプロフィールをおさらい

平成19(2007)年6月19日に発売された「金麦」は、檀れいさんのテレビCMとともに瞬く間に人気銘柄となりました。それまで「イマイチ物足りない」と言われがちだった第3のビールでありながら、満足度の高い銘柄として売り上げを伸ばし、平成21(2009)年には累計出荷数1億本を達成。今日では「金麦クリアラベル」「琥珀のくつろぎ」「黒のひととき」などシリーズ商品も発売されています。

ビール党にも受け入れられた理由は、やっぱり金麦独特の“飲みごたえ”。個人的には、その一番の秘密は比較的強めに感じられる炭酸ではないか?と思います。そんな飲みごたえを活かすツマミとは一体何でしょうか!!

中華料理の脇役が大健闘!!「メンマ」

まず推したいのはメンマです。メンマ……皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか?「ラーメンの脇に乗っているアレ」「あぁ、時々中華料理屋の先付けに出てくるよね」……いずれにせよ脇役的なイメージかと思います。

しかし、金麦のパートナーとしては、コレ、まさに“うってつけ”であり“持ってこい”なのです。何と言いますか、浅漬けやたくわん、キムチなどよくある漬け物でももちろん、いいパフォーマンスはするんです。しかしながら、あっさりめの漬け物ではやはり金麦の“ちょい強め”感に負けてしまうんですね。かといってキムチぐらいになるとソロでも既に“強め”のキャラがあるので、ともすると金麦に「勝ちすぎてしまう」きらいがあるわけです。

そこんとこいくと、メンマはあの“味の濃い”中華料理に囲まれながら名脇役の地位を築いてきただけあって、「強めの飲みごたえに負けない」かつ「自分がしゃしゃり出ることもない」を見事に両立してみせるんですね。大したもんです。金麦の持ち味を壊さず、活かしつつも、自分の爪あともしっかり残す……メンマがラーメンの上や中華料理の脇で過ごした下積み時代が、ココでいい味を出しやがります(泣)。

そして“王道過ぎる?”「唐揚げ」

唐揚げ……、おいおい、そりゃ合うだろう、というか、金麦どころかどんな酒にも合うでしょうが!!……とボコボコに言われそうですが、そんな「唐揚げ」です。安定、盤石、王道の「唐揚げ」ですが?何か?……まあ大丈夫です、ちゃんと巻き返しますから、ええ。

さて話を本題に戻しておさらいしますと、金麦の持ち味は「炭酸の強さ」でした。アツ~いお風呂上りに「プシュ!!」と開けてゴクゴクいけばノドに「ガツン」とくるアレです、アレ。あの金麦独特の飲みごたえを活かすのはやはり油モノなんですが、特に推したいのが「あえての“冷めた唐揚げ”」なのです!!ね、ほら、巻き返してきたでしょ。

夜な夜な疲れて仕事から帰ってきて、「小腹がすいたな」と冷蔵庫を開けるとパックに入った唐揚げがある。しかしヘトヘト過ぎて、「温めるのもメンドーだな」というモードになっている。それで仕方なく、パックを乱暴に開けてそのまま食べ始める。……という頑張る大人のイイ感じのくたびれ感も含めて、金麦が絶妙にハマるのです。

冷めた唐揚げの、一見残念とも言える脂のしつこさと鶏肉のクセが、金麦の「ちょい強めの飲みごたえ」という魔法により突如活性化し、「なんかうまいかも」という長所に変わります!!いやぁ~、コレ、分かって欲しいなぁ~。

とは言え、何だかんだでメンマも唐揚げもやっぱり王道です。合わないわけがない。しかしとにかく、“冷めた唐揚げ”でも美味しく味わえるのが「金麦」の凄さだという事が書きたかったワケです。もうそれさえご理解いただければ、もう満足です、ハイ。ということで皆さん、今日から冷蔵庫には唐揚げと金麦を常備してください。