「ウイスキーって流行っているけど、どんな風に飲めばいいんだろう……」
そんな疑問を抱いている伸び代いっぱいの20代男性、朗報です。
「アラフィフだけど、本当のウイスキーの飲み方って、もしかしたら知らないかも……」
そんな悩みを抱いている伸び代若干の40~50代男性、必読です。
シングルモルトアンバサダーにしてウイスキーエキスパートという肩書を持つロバート・ストックウェル、通称「ボブ」さんが、ボブ流の「かっこいいウイスキーの飲み方」を教えてくれました!
MHDモエ ヘネシーディアジオ株式会社の一室に招かれると、そこはまるでBAR! タリスカーのハイボールを作っているのがボブさんです。立っているだけで絵になりますね、はい。
では早速、指南を受けたいと思います。え? ウイスキーは何がいいかって? んーそうですね……(周りを見渡す)……んーっと……(MHDの文字が目に入る)……タリスカーなんかオススメです! 今晩、BARで試すならタリスカーで!
【Step1】色を見る
まずは、ウイスキーの色を見る。においを嗅いだりするのはそのあとです。のどが渇いているからってガブっといっちゃうなんてのはもっての外!
このときに気を付けたいのが、グラスの持ち方。上の写真のように、ウイスキーが入っている部分に触れないように持つ。手の熱がウイスキーに伝わらないようにするためだそうです。テイスティンググラスの持ち方はわかったけど、ほかのグラスの場合はどうするの?
上の写真のようなグラスの場合は、台座部分を持ちます。こんな感じで、親指と人差し指で挟みましょう。おお~なんか、それっぽい! モテそう!!
そして色を見るんですが、ここでボブ流の「色見ポーズ」があるんです! グラスを持った腕を伸ばし、グラスを少し左に傾ける。そして、グラスと反対側に頭を傾ける。
こんな感じです! いや、決まってますね~ 男性誌に出てきそうですよね。このとき、グラスの背景を白い壁などにすると色が見やすくなるそうですよ。
ちなみに、ここが飲み方指南のハイライトです! 1ステップ目からいきなりの見所です! このポーズがかっこよく決まるかどうかで、その日の夜が楽しいか、つまらないかが分かれます。出掛ける前に、このポーズの練習をしておくとよいかと。
【Step2】香りを楽しむ
次に香りを楽しみましょう。グラスを回して、ウイスキーを空気に触れさせることで香りが開きます。ワインでよくやるアレと同じです。
このときに大事なのがスワリング(グラスを回す)の方向。右利きであれば、半時計まわり。左利きであれば、時計まわり。なぜか? 万が一、ウイスキーがグラスからこぼれてしまったとき、自分にかかるようにするためなんですって。周りの人に迷惑をかけてはモテませんからね。隣にいる女性にかけたりしちゃったら、そこで試合終了ですよ、三井くん。
そうそう、香りを嗅ぐときにグラスに鼻を入れるほど近づけないこと。強い香りを一気に嗅ぐと、その後のテイストに支障が出ます。見た目にもかっこ悪いのでやめましょうね。もし、鼻を入れるほど近づけている男性を見たら、「あいつ、素人だな」と思ってよろしいかと。
グラスを持った手を、鼻の下にサッと通すイメージです。それで十分、香りが楽しめます。
【Step3】味わう
いよいよテイスティングです。
どうせなら、飲む前にもこのポーズを!
ひとポーズして、隣の女性の視線を引き付けたところで、ウイスキーを口に含みます。このとき、ほんの少しにしてください。もともとストレートですので、がぶ飲みする人も少ないと思いますが、それを考慮した上でもほんの少しです。
すぐにのどに落としてしまわずに、舌の根本あたりでウイスキーを転がしてください。そうすると、香りが鼻に抜けていきます。そうしたら飲む! 香りと味の二重奏が楽しめます。
そして、軽くうなずきながら味の感想を一言。ここまで完璧にステップをこなしていれば、あとは何を言っても隣の女性の目はくぎ付けのはずです。
それでは最後に、“モテクニック”をひとつ授けます。ウイスキーと一緒に出してくれるお店も多いと思いますが、テイストする前にチェイサーを頼んでおきましょう。お水ですね。
そして、ウイスキーをひと口味わったあとに、チェイサーを手にします。普通は口直しに水を飲むんですが、その水をウイスキーに注ぎます。ひと垂らしくらいで十分だと思います。加水することでウイスキーの味が変わります。そんな高等テクニックを披露することで、“ウイスキーわかってる感”を存分に漂わせてください。
BARに入ったら、いきなりテイストを始めるのではなく、まずは肩慣らしならぬ、“喉慣らし”を。ぜひ、タリスカーのハイボールで喉を”鳴らし”てください。
それでは皆さん、明晩の健闘を祈ります。
タリスカーオンライン https://talisker-online.jp/