【クラフトビール界に新兵器登場?】一足先に体験と称して「グランドキリン」「よなよなエール」etcと絶品つまみを片っ端から味わってきた話

いやあ皆さん、5月も中旬に入り、この先だんだんムシムシ、アツアツのシーズンになっていきますねえ、嫌ですねえ、しかし、ビールがうまくなりますねえ。なのでプラマイゼロ!

そしてビールといえば、もう最近じゃすっかりクラフトビールですよねえ。飲んでます?え?飲んでない?ビールといえば相変わらずアレやアレ?

「だって行きつけの店で出してないんだもん、クラフトビール」というあなた、そのうちそのお店でもクラフトビール、始めちゃうかもしれませんよ。というのも、飲食店が最小限の設備投資でクラフトビールを導入(しかも複数銘柄!)できてしまう画期的マシーンが、このほど開発されてしまったのですから!

一体どんな“画期的マシーン”なのか、体験会というものが開催されていたので行ってきましたよ~

これがマシーンの正体だ!

そのマシーンの名は「Tap Marché(タップ・マルシェ)」。キリンビールが開発したクラフトビール専用ディスペンサーなのであります。

新しいクラフトビールの楽しみ方を提案しよう!ということで生まれたこのディスペンサーは、省スペースで、取り扱いも簡単。そしてタップが4本あり、1台で4種類のクラフトビールが提供できるしくみになっています。

各タップにセットするのは、交換がラクラクの3L小型ペットボトル容器に入ったクラフトビール。飲食店は複数のブランドの中からクラフトビールを選ぶことができ、そのボトルを仕入れてディスペンサーにセットして提供します。

展開ブランドは「スプリングバレーブルワリー」「グランドキリン」「ヤッホーブルーイング」「ブルックリン・ブルワリー」で、さらにその中で複数の銘柄があります。お店では月ごとや、料理メニューの変化に合わせてクラフトビールの組み合わせを変えることも可能で、多様な提案ができるのがウリなんですねえ。飲む側にも選べる楽しさがあります。

で、その楽しさをちょっと体験してみました。しかもおすすめのカップリングフード付き!

どんな銘柄&フードが登場したのかというと……

まずは「スプリングバレーブルワリー」から4銘柄。その1本目「496」。合わせるフードは「極上仙台牛のグリル」。

苦味が引き立つ「496」の味わいが、絶妙な焼き加減による豊富な肉汁&程よい脂の旨味と計算されたようにクロスしてます。うま!

続いては「COPELAND(コーブランド)」。フードは「カニ肉たっぷりコロッケ」。

カニ肉もりもりの贅沢仕様なコロッケの甘味に、「COPELAND」のほのかな麦の甘さが濃厚マッチングしてます。うま!

「スプリングバレーブルワリー」3本目は「on the cloud」。相方メニューは「牡蠣の酒蔵蒸し」。

牡蠣はなんつってもクリーミー。それが日本酒で蒸し上げているので香りが華やか。ビールよりも白ワインとかの方が……、と思うでしょ、でしょ……なんと、「on the cloud」はまさに辛口白ワイン風のスッキリ爽快フレーバーで激ハマりなんです。うま!

そして「スプリングバレーブルワリー」のラスト4本目が「Afterdark」。これにはなんと「ガトーショコラ」を合わせます。

というのもこの「Afterdark」、コーヒーを思わせるフレーバーの黒ビールなんですね。どうりでスイーツとの相性 がいいわけです。これはもう「酒とツマミ」という概念ではなくて、「新感覚のデザートタイム」でしょうか。パラダイムシフト!うま!

お次はあの「よなよな」他が登場です!

続いてのブランドは「グランドキリン」。2銘柄あるうちの1本目が「JPL」。合わせるのは「燻製ポテトサラダ」です。

「JPL」はとにかく豊潤なホップ香と厚みのあるボディ感が特徴で、それがサラダの燻製フレーバーに抜群ヒット。いい感じにギットリしたベーコンの脂も、心地よい後味に導いてくれます。うま!

「グランドキリン」の2本目は「IPA」。お相手のフードは「ウニの佃煮」。

「IPA」は何といってもあの苦みが特徴で、よくあるマリアージュはスパイシーな肉料理だったりします。が、あえてのシーフード、そしてちょい甘の佃煮。これが意外な相互補完効果を発揮して、よく合うんですねえ。新鮮でした。うま!

さてさてトリを務めますのがこちら、「よなよなエール」。これには「奈良漬けクリームチーズ」を合わせます。

日本酒の味わいがしっかり醸し出されてくる濃密な奈良漬けにクリームチーズ……。それこそ日本酒でキュッといきたいところですが、「よなよなエール」の和テイストもよく合うんです。エールタイプ特有の柑橘フレーバーが、濃厚な奈良漬けクリームチーズにさっぱり感をプラスしてくれるところもいいですね。うま!

……と、以上が「タップ・マルシェ」体験会のレポートでしたが、「うまそうだから私も飲んでみたい!」という方に、おすすめスポットをご紹介します。

期間限定のテイスティングスタンド?

「タップ・マルシェ」は2017年4月から1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の飲食店にて順次展開がスタートしていますが、「とりあえずその魅力を味わってみたい」という方のために、東京・神田で期間限定ストアが営業中です。

その名も「クラフトビール テイスティングスタンド by Tap Marché」

個性豊かなクラフトビールを気軽に楽しめるポップアップストアで、「タップ・マルシェ」のディスペンサーを複数台設置し、合計13種類のクラフトビールが楽しめます。

【期間】営業中~2017年5月21日(日)まで
【営業時間】平日・土曜11:00-23:00/日曜・祝日11:00-21:00
【場所】マーチエキュート神田万世橋2F 「event U1」(イベントスペース)
(東京都千代田区神田須田町1丁目25番地4)

これを機会に、皆さんもお気に入りのクラフトビールと、運命の出会いを果たしてみてはいかがでしょうか~