【東京・代官山でビール&寿司ざんまい?】九州・沖縄のクラフトビールと寿司マリアージュ、計156通りが楽しめるイベント開催中

さて7月。7月ということは夏。夏ということはビール。で、明日は都議選。都議選というと築地問題。そんで築地といえば寿司。……という背景があるのか(いや、あるわけがないが)「クラフトビールと寿司」という何ともエッジの効いたイベントが今日・明日で開催中だ。

東京・代官山にあるクラフトビールのメーカーでありレストラン「スプリングバレーブルワリー(SVB)」にて、7月1日(土)・2日(日)と「第4回 寿司×クラフトビールフェス」が開催されている。

SVBの各銘柄はもちろん、国内のクラフトビールブルワリー数社が提供する多彩なビールに、これまた多彩なネタが食欲をそそる日本の“クラフトフード”寿司を合わせて堪能するという、あるようでない、想像がつくようでつかない、ちょっとした未体験ゾーンに誘われるイベントなのだ。

第4回、とあるように、実は既に3回開催されていて、2016年2月が「関東」、7月「北陸・新潟」、11月「東北」と各エリアからクラフトブルワリーと寿司店が参戦。そして今回は満を持して南からの刺客「九州・沖縄」が登場する。

クラフトビールのランナップはこちら


では、九州・沖縄から参戦のビール&寿司をちょい出ししていこう。まずビール、「宮崎ひでじビール(宮崎)」「門司港レトロビール(福岡)」「熊本クラフトビール(熊本)」「ヘリオス酒造(沖縄)」そして「スプリングバレーブルワリー」計5社の13種類のビールが飲める。

まずホワイトビール系とラガー系をいくつか。左から「三代目 鮨祭(SVB)」、当イベントのために開発されたビールで、口当たりの良いエールをベースに米麹を使用することで、魚や出汁など和の味覚によく合うとのこと。「太陽のラガー(宮崎ひでじ)」は南国の太陽のような力強さと爽やかな苦味が心地よいピルスナー。「ゴーヤードライ(ヘリオス)」はその名の通り、なんとゴーヤーの果汁を使用した“ニガうま”が特徴で、ホップとゴーヤーの苦々コンビの相乗効果が楽しめる。「日向夏ラガー(宮崎ひでじ)」は宮崎県産の柑橘「日向夏」を使った爽やかなフルーツラガーだ。

引き続き左から「シークワーサーホワイトエール(ヘリオス)」、沖縄特産のシークワーサー果汁と果皮も使ったホワイトエールで、爽やかな酸味が特徴。「へべすピール(SVB)」は宮崎県特産の柑橘「へべす」を薬味的に使用した繊細な味わい。「門司港駅ビール(門司港レトロ)」は2種類のカラメルモルトを使ったモルティーなラガー、麦の炒った味わいとホップの程よい苦味が楽しめる。「JAZZBERRY(SVB)」はラズベリー果汁を加えて醸造した個性的なビールで、フルーティーなホップ香とほのかな甘味が特徴だ。

対するお寿司はこんなメンバー構成


お次は寿司。「回転寿司 平四郎(福岡)」「寿し まどか(鹿児島)」「回転寿司まぐろ問屋 やざえもん(沖縄)」計3社の12種類の寿司が楽しめる。

まあこれはドンドンいこう。まず「博多名物ごまさば握り」ドーン。

「鹿児島産ひらすの昆布〆梅肉のせ」ドーン。

「〆萬サバの屋久島醤油炙り」ドーン。

「恵真鯛とヤリイカのシークワーサーぬちまーす(沖縄の塩)仕上げ」ドーン。

「鹿児島産黒毛和牛のローストビーフ」ドーン。

……などなど、九州・沖縄エリアの魚介あり、明太や醤油などご当地感のある味付けあり、アグー豚や黒毛和牛などの肉もあり、炙りあり、揚げあり、手巻きありと、まあバラエティー豊かなメンツとなっている。

で、どのビールとどの寿司が合うのか……


ということで、これだけ多彩な選択肢が勢ぞろいしている「第4回 寿司×クラフトビールフェス」。こうなるとやはり一番の楽しみは「どのビールにどの寿司が合うのか」という勝手マリアージュ大会だろう。

我々編集部で試食・試飲をしたときには、「酸味のあるビール×〆てある系のネタ」「フルーティーで甘いタイプのビール×肉系or揚げてる系」「爽やかホワイト系ビール×こってりした味付けの寿司」「重みのある濃いめのエール×さっぱりライト系のネタ」なんかが合うかな~という傾向だった。

が、この他にも“同地区出身”同士のマリアージュ(ヘリオス酒造のビールに沖縄のネタなど)はやっぱりよく合うし、一人ひとり、自分だけのお気に入りコンビをいろいろ探してみるのが良いのではないだろうか。人気投票もあるようなので、(都民の方は)都議選との投票ダブルヘッダーでもいいだろう。

てなことで、7月しょっぱなの土日、まだ予定と胃袋と肝臓が空いているという諸君は、代官山でクラフトビール×寿司、おすすめである。