海の日も過ぎ、梅雨が明けると、学生は夏休みに突入。朝晩の通勤電車もやや空き始めてくると、俄然“夏休みモード”をビンビンと感じるから不思議だ。海・BBQ・花火・ホームパーティーなど、夏のイベントはたくさんある。そのどのシーンにもぴったりな“メキシカンマリアージュ”を紹介したい。
まず、つまみからチョイス。屋外でもパーティーシーンでも家庭でも、大人から子どもまで気軽に楽しめるのがポップコーンだ。今回は、“夏アゲ”をコンセプトにしているので、「ギャレット ポップコーン ショップス®」から数量限定で発売されていた新フレーバー「メキシカン タコス」に。いただきものなのだが、人気がとても高く早々に売り切れとなり、現在は販売していないそうだ。
きれいな海、そして空を思わせるスカイブルーの缶に入ったタコスフレーバーのポップコーンは、具材をサンドするトルティーヤ(トウモロコシ粉を薄焼きにしたもの)の色そのもの。胃袋を刺激する、なんとも美味しそうな黄色をしている。まずは「目」で味わう。
蓋を開け、袋をほどくと、チーズと香辛料が入り混じったメキシカンなにおいが鼻に入ってくる。さきほどの刺激は胃から脳へ。指令を受けた口の中には、唾液が充満してくる。「目」の次は「鼻」への刺激だ。花粉はごめんだが、これだったら目鼻への刺激も大歓迎である。
今回は、器もこだわってみた。最近、自分の中で流行っている「枡」に。メキシカンとジャパニーズがいい感じにアンバランスだ。そして、まずは一口。指にフレーバーがつくほど、しっかりとタコス味が舌を刺激する。無意識に指が缶へと伸びる。むむ、この刺激……そう、やめられない止まらない~♪のあの刺激だ! 何度も味わいたくなり、指が缶と口の往復を止めようとしない。刺激的だ。
だが、5往復もすると、当然だがのどが渇く。ふと前を見ると、手を伸ばせば届く距離にキンキンに冷えたメキシカンビール「コロナ エクストラ」が。まるで勝利の方程式のリリーフエースのように、大魔神よろしく仁王立ちしている。よし、この止まらない刺激を抑えてもらおう。
グビグビ、グビグビ。喉を鳴らす音がマシンガン打線のごとく止まらない。権藤野球おそるべし。今回、コロナ エクストラとは切っても切れない関係の「ライム」は無しにした。これだけしっかりしたフレーバーのつまみだからだ。素のメキシカンマリアージュを楽しみたいというのもある。すっきりした味わいで飲みやすいコロナ エクストラと、本当のメキシカンタコスを合わせて、夏を刺激的にしてくれる「メキシカンマリアージュ」を、ぜひお試しあれ。
なお、メキシカンタコスフレーバーのポップコーンだが、数量限定商品で現在は販売していない。とてもおいしかっただけに、非常に残念である。また来年のこの時期に、ぜひ発売してもらいたいほどだ。7月13日からは、「ココナッツ キャラメルクリスプ」を期間限定で発売しているという。こちらのフレーバーはウイスキーに合いそうなので、ミストにして冷たいウイスキーと合わせて飲んでみたい。
ところで、その昔、横浜ベイスターズの前身 大洋ホエールズにポンセという助っ人外国人がいた。彼はメキシコに近い、プエルトリコ出身の選手だ。メキシカンマリアージュと横浜ベイスターズ。意外と遠くない関係性なのだ。