【飲んで、食べて、熊本を応援!<後編>】熊本のバーテンダーさんにスペシャルカクテル&おすすめご当地グルメを聞いてきた

さて最後に登場いただくのはこの方、「The Bar Amber」の隅田耕一郎さん。

そのスペシャルカクテル「熊本県産アモーレトマトと熟成ラムのカクテル」は、ベースに熟成ラムの「バカルディ・エイト」を使い、そこにシェリー酒、熊本産のアモーレトマトジュース、白ワインビネガー、パッションフルーツシロップが入ります。

隅田さんの友人が作っているというトマトの甘さ、フルーティーさが引き立つ、味の個性のはっきりした1杯になっています。さらにビネガーの酸味、熟成ラムのコク、後味にはほんのり苦味もあり、複雑な表情が楽しめるカクテルです。

このお酒に合わせたい熊本グルメを聞いたところ、隅田さんが教えてくれたのが熊本の和牛・あか牛。適度な脂肪分の赤身が多い肉質で、柔らかさと肉の旨味がしっかり出るこのお肉を、あえて塩コショウだけのシンプルな味付けでグリルにするのがおすすめだそうです。「カクテルのトマトと熟成ラムの深い味が、ちょうどソースのように肉にマッチするのでは」とのこと。肉をあっさり目に仕立ててカクテルをソース的に使う、という、これは高等テクですね、はい。

さてそんな隅田さん、最後にイベントに参加した熊本のバーテンダー5人を代表してメッセージをいただきました。「今回は熊本のために何か力になりたいということで、地元のお酒をアピールするオリジナルカクテルを用意しました。熊本は焼酎はもちろん、日本最南端の酒蔵があったり、ワイナリーやビール工場もあったりと、酒造りが盛んな土地です。これをきっかけに熊本に出かけたり、その味覚に興味を持つ人が増えたら嬉しいです。私たちのバーも震災の後、県外からのお客様に来ていただいてたくさん助けられました。これからも熊本を訪れる方々をおもてなしするのが、私たちの仕事だと思っています」

とうことで、以上「熊本チャリティーカクテルパーティー」レポートでした。ご紹介したカクテルとご当地グルメをヒントに、皆さんも現地への旅行やお取り寄せなど様々な形で「飲んで、食べて、応援!」はいかがでしょうか~