編集長Dが吞み歩く「今日もアル充で何が悪い」【東京・田町編2】

東京タワーからタクシーで7、8分ほど。慶応仲通り商店街のアーケード前で下車。歩いただけでひしひしと伝わるディープな感じが、アル充欲求を高めます。奥に行けば行くほど、編集長Dの形相も和らいでいく……ああ、良かった。

タクシー内でスマホから確認するが、お目当ての店はいっぱいとのこと。まあ、どこか入れるだろうと高をくくったのがまずかった。ちょうど混む時間と曜日だったこともあり、2、3軒は入れず。や、やばい……編集長Dの顔が立たないじゃないか!

なんとか入店できたのが、鉄火 本店さん。店前の立ち飲みエリアに、どうにか潜り込めました。サラリーマンに囲まれ、焼き物の煙が立ち込め、そんで立ち飲み……ディープインパクト抜群です。

さぞかしご立腹かと思いきや、日本酒呑んでホクホクの赤ら顔です。酒さえ与えときゃいいんだぁーなんて飼いやすいペッ……あ、いや、編集長Dはお酒に目がありませんなー(白目)

お通しに出てきたのが、これ(上の写真)。え、ポテチぢゃないですか? コンソメ味ぢゃないですか、貴重ぢゃないですか、いいんですか? 乾きものを見て、こんなに感動する日が来るなんて……思いのほか東京タワーで飲んだメガ角ハイボールが効いているようだ。
(その模様はこちら→田町編1

つまみ選びについて、ご高説賜ります、編集長D!

さてさて、おつまみは何にしましょうか? すると、おもむろに編集長Dがメニューを取り上げ、眺める。お、これは、ご高説が出るサインだぞ。

「地理的に芝浦肉市場が近いだろ、ここは。おそらく、そこから直送された肉やホルモンが出てくるぞ。間違いなく旨いぞ、これは。となると、そーだなー、まずは煮込みだ。あとは、レバーやホルモンなんかも頼もう」

はい、来ました、煮込みちゃん。冷えた体を温めてくれる、愛しの煮込みちゃん。ホルモンの旨みがドバドバと溢れ、それをズビズビ吸い込んだ煮込みちゃん。旨みの循環作用で各段にレベルアップした煮込みちゃん。逢いたかったよ。

腹も減る時分だったこともあってか、無性にこの汁を白飯にかけたい衝動に駆られたが、なんとか抑えこんだ。ん!? あーー編集長D、汁を飲みほしてまーす(涙目)。ご飯にかけたかった……

煮込みちゃんのことはきれいさっぱり忘れて、ぷりっぷりナイスバディのホルモンちゃんに思いを馳せよう。

くぅーぷりぷり感がたまりませんなーかぶりつきたい欲求が頭をもたげる。

って、あーあ、ぶれるほどの俊敏さで、かぶりついちゃってますよ、編集長D。

辛みそが胃を刺激します。箸が止まりません。喉も潤わさないとってことで、焼酎を飲み始める編集長D。さっぱり系の麦焼酎が合うそうですよ。

ホルモン以外だって美味しいぞ!

そのほか、レバー、ゲタ、カルビ(写真上から)。

すべて美味しいですね。ねー編集長D。あまりの旨さに、目の焦点が合わないまま、無言で食い続けています。

「ふぅー旨かったなー日本酒も焼酎もなかなか。この店、いいな。また来たいかも。あ、お勘定しとけよ。使えねーんだから、金くらい使えってんだよ、ったく」

あ、そっち、行き止まりじゃないっすかね。

「……早く言えよ」

次回は、どこに行くのでしょうか。

【過去の呑み歩き記事はこちら】
清澄白河編1清澄白河編2