ビールとツマミの相性があまりにも良い時、「ビールと一緒に生まれた味してるな!」と思わず声に出してしまう時があります。まるでビールと高め合う為だけに生まれてきたような味。ビールを飲めばそのツマミが欲しくなる。ツマミを食べると今度はビールが止まらない。
ビール、ツマミ、ビール、ツマミビール!ツマッ!!ビール!!! 両者の惹き合う力が口の中で交わる時、終わりのない幸せなセッションが始まるのです。
2014年5月、日本のビール会社大手4社(キリンビール・アサヒビール・ サッポロビール・サントリー)のパワーバランスを根底からひっくり返す大事件が“個人的に”起こりました。
「美味いが、高い」が常識のホワイトビールを、なんとサッポロが100円台で新発売したのです!その名も「ホワイトベルグ」!市販されているホワイトビールの1/3近い値段で、こんなにも素晴らしい味が出せるなんて!? 心の底からサッポロさんのファンになった瞬間でした。
「この料理は美味いですよ~」とビール好きには言い切れる自信があります。それは何故か?ビールに合う材料しか使っていないからです!実際「お店の新メニューに出したい」という声があがったことも!
ピーマンにひき肉を乗せるだけのシンプルな料理だけに、味付けがこのおツマミの生命線。この「タネ」の味付けを間違ってしまうと、ビールを惹きつける力が弱まってしまうのでお気をつけ下さい。セッションがすぐに終わってしまいます。ポイントはただ1つ。「濃く」味付けをする事です!
料理好きにはすでにメジャーな調味料ですが、色々と試した結果「タネ」作りにこの2つは欠かせない事が決定しました。ここだけは省略しないで頂きたい。味のコクと締まりがまるっきり変わってきます。
味的にはチューブの物でも変わりないですが、特に生姜は刻んだ生姜を使った方が触感も楽しくてオススメです。ひき肉から油がたくさん出るので、炒める時は油をひかなくても大丈夫。そしてとにかくポイントは味付けを濃くする事!「タネ」を作る時には味見しながら「ちょっとしょっぱいかな?」「ちょっとにんにく効き過ぎてるかな?」位を目安に、もう少し濃くしてちょうど良い位です。
ピーマンを真っ二つに切って、タネを盛れるように種を取り出しましょう。写真ではパプリカも使いましたが、緑のピーマンだけでも十分です!
ついにセッションの始まりです!生ピーマンにごっそりとタネをよそって、思いっきりかぶりついて下さい!
バリバリバリ!ジュ~ッ!
濃いめに味付けをしたタネと、新鮮な生野菜の素材だけが持つ魅力が合わさって、絶妙な味わいを魅せてくれるはずです。パンチの効いたジューシーな肉汁と生ピーマンのほのかな苦みが交わって喜び中の口内へ、新たな刺激をすかさず投入!!!
ホワイトベルグ!
ホワイトベルグが持つ独特の爽やかさと華やかな香りが、ひき肉ピーマンのうま味を極限まで引き上げてきます!そして、そのうま味がまたビールのうま味をも引き上げてきて、延々とセッションしあうのです。終わりの見えない幸せなセッション。
9月とはいえまだまだ続く暑さの中、たっぷりと汗をかいて腹ペコな1日の締めくくりには、この組み合わせで「まだ終わらない美味しい夏」を楽しんでみてはいかがでしょうか。