【日本トップクラスの樽生ビール?】大田区蒲田の和ダイニング「魚魚呑」さんが誇る極上のキリン一番搾り×ぶり・ふぐ・まぐろの海の幸オールスターズ

【日本トップクラスの樽生ビール?】大田区蒲田の和ダイニング「魚魚呑」さんが誇る極上のキリン一番搾り×ぶり・ふぐ・まぐろの海の幸オールスターズ

【日本トップクラスの樽生ビール?】大田区蒲田の和ダイニング「魚魚呑」さんが誇る極上のキリン一番搾り×ぶり・ふぐ・まぐろの海の幸オールスターズ

ビール党の諸君、こんにちは。ビールはとりあえずの1杯目だけという諸君も、こんにちは。編集長Dである。今回はキリンの生ビールが美味しく飲めるお店をご紹介する……て、大概どこでも美味しいんじゃないのかいとツッコミかけた諸君、まあその逆水平チョップ的に構えた手をおろしなさい。

ただ美味しく飲めるお店ではない。日本でキリンの樽生ビールを提供している飲食店のうちの、トップ100に名を連ねたお店のご紹介だ。所は東京大田区蒲田、名は「和酒だいにんぐ 魚魚呑」。ぎょぎょのみ、ではなく、とととん。和みながら、いい酒と肴をトトトン拍子で楽しめてしまう、気さくなお店なのだ。

「和酒だいにんぐ 魚魚呑」

……て、“トップ100”の説明が放置プレーじゃないかという諸君、まあそのモンゴリアンチョップ的に構えた手をおろしなさい。説明するから。キリンさんでは2016年の7月から9月にかけて、「うまい生ビールアワード みんなで投票キャンペーン」と題し、全国のキリン生ビールが飲めるノミネート店に来店したお客様がSNSで評価・投票するという表彰イベントを実施。その結果11月末に発表されたのが、「魚魚呑」さんを含むアワード受賞100店というわけ。実際に来て、飲んで、楽しい時間を過ごしたユーザー自身が選んでいる、というのがミソなんでありますな。

「うまい生ビールアワード みんなで投票キャンペーン」アワード受賞

シャキーン!とアワード受賞メダルが輝く「魚魚呑」さんの店長・仙田悟さんにお願いして、早速1杯注いでいただきやす。いいすか、店長、さーせん、そして諸君、瞬きを惜しんで見よ、これがトップ100のビール・サービングだ。

林の如く静かな注ぎ始め。

これがトップ100のビール・サービングだ。林の如く静かな注ぎ始め。

終盤クライマックスに向けグラスを立てていく。

これがトップ100のビール・サービングだ。終盤クライマックスに向けグラスを立てていく。

山の如く直立不動のグラスに押し泡、入りま~す。

これがトップ100のビール・サービングだ。山の如く直立不動のグラスに押し泡、入りま~す。

で、この仕上がり。期待を一切裏切らないビジュアルだ。

ビール

海の幸オールスターズ

ビールというとやっぱり「とりあえず……」のイメージもあって皆油断するかもしれないが、仙田店長は「生ビールは店の第一印象」と言い切る。それだけ重視しているのだ。

「次もまた来ていただく“理由”になる生ビールをお出ししようと、どの1杯も手を抜きません。お酒の中でも店によって差が出やすいのが実はビールだと思っていて、力を入れてきました。キリンドラフトマスターズ・スクールを修了した者も、スタッフの半分以上になります」そう語る店長の後ろにも、シャキーン!と終了証が輝いている。シャキーン!

「和酒だいにんぐ 魚魚呑」店長

店長曰くビールの印象の中でも特に重要なのが「泡」ということで、ちょっと多めに泡をつくってからマドラーで切る、というこだわりのテクを駆使している。これによって泡の一番きめ細かい部分が前面に出てきて口当たりもスムーズ、かつ泡が長持ちする最高のコンディションを維持することができるわけだ。

さらにサーバー機器を週に1回はスポンジ洗浄、室温と生樽の温度に至っては1時間に1回チェックと、注ぎ出すビールの品質管理に余念がない。油断もスキもない。鉄壁だ。

日本酒に誘惑されつつ海の幸オールスターズの登場

そんな「魚魚呑」さんは、店長が1年半前に独立・開店した1店舗目。群馬出身の店長と、金沢出身の義理のお兄さんという“北陸新幹線ライン”の2人が中心になって切り盛りしている。それだけに、北陸はもちろん各地の旬の食材、風土の味覚が充実。そして、あーた、各地の地酒の布陣が、あーた、強力過ぎで、あーた、ビールの取材に来たのに目移りへの誘惑が半端ない。

「和酒だいにんぐ 魚魚呑」内観

写真は日本酒の品揃えの全体からするとほんの一部。なんでも蔵元さんとのネットワークづくりにも力を入れているとのことで、カウンター席には各銘柄から贈られたという前掛けが。

カウンター席には各銘柄から贈られたという前掛け

ではまあ一献……という悪魔の(いや本当は全然悪魔じゃないんだが)ささやきに耳をふさいで、本日はかたくなにビール。店長に注ぎたての1杯と合いそうなお料理をご用意いただいた。いいすか、店長、さーせん!

金沢からの3品盛り。「ぶりハム(左)」「巻ぶり(右手前)」「ふぐの子(右奥)」

まずは金沢からの3品盛り。「ぶりハム(左)」「巻ぶり(右手前)」「ふぐの子(右奥)」。ぶりハムはあっさり塩味だがスモーク香がぷんときて香ばしい。巻ぶりは能登地方に伝わる保存食で、ビーフジャーキー的な乾き物。単体で食べるとけっこうしょっぱいが、それだけに酒が進む一品。そしてふぐの子は「ふぐの卵巣のぬか漬け」で、これを製造できる許可は石川県内でのみ下りるという珍味。口に入れた最初はしょっぱさが立つが、噛みしめるほどに濃厚な旨味が出てきてビールのコクにもよく合う。

ツンとくるわさびの香りと貝の甘みのコントラストが楽しい「つぶ貝のわさび漬け(左)」と、かつおの酒盗よりも“魚”の感じが強く出る「まぐろの酒盗(右)」

お次は、ツンとくるわさびの香りと貝の甘みのコントラストが楽しい「つぶ貝のわさび漬け(左)」と、かつおの酒盗よりも“魚”の感じが強く出る「まぐろの酒盗(右)」。こりゃ日本酒で決まりだろうという諸君、この編集長Dだってそんなことは百も承知だが、そこをあえてのビールなのだ。というか、きちんと品質管理されてきちんと継がれたビールというのは、この手の料理にも釣り合う奥深さが出るものなのだよ(何目線なんだ)。

「まぐろカツ」

そして最後は「まぐろカツ」。これはね、ほんとにビール。わさび醤油か粗塩でいただくのだが、味が濃い、へたな肉より肉々しいまぐろだ。店長に聞くと、秘密の保存法によって絶妙な鮮度に保っているとのこと。なんせ味がしっかりしているので、ビールに合う、まったく負けない。

お料理はまだまだあるが今回はここまで。メニューは常時入れ替えをしていて「毎回来るたびに何があるんだろう、という店にしたい」と店長。仲良くなると、どうやら裏メニューもあるらしい……。

店内にはプロジェクターもあり、誕生日や記念日などのイベント時には特別な演出もあるそう。

店内にはプロジェクターもあり、誕生日や記念日などのイベント時には特別な演出もあるそう。座席の配置も人数に応じて変えられるので、ちょっと大人数の宴会もOK。もちろんカウンターで一人飲みもOK.だ。

最後に改めて受賞の喜びを、いいすか、店長、さーせん!
「アワードは受賞できると思っていなかったのでびっくりでしたが、一杯一杯魂を込めてビールを注いできたのが形になったと思うとうれしいです。これで今以上に自信をもって美味しいビールを提供できますね。これからも強く心に残る“第一印象”を勝ち取っていきたいと思います!」

そして最後におトク情報!

美味しいビールをもっと飲んでほしいということで、粋なはからい。16~18時は「ハッピーアワー」で「キリン一番搾り樽生プレミアム」が1杯200円(!)繰り返すが「プレミアム」が200円。他にも日本酒半額、ハイボール150円など、完全無欠のハッピーぶりだ!