限定新酒、本生酒大洋盛はつみれ鍋でほっこり

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酒どころ新潟の北部に位置する村上市。古くから酒造りが盛んで、江戸時代にも「京都の酒がまずくて村上の酒を持ち込んだ」(好色一代女)と挙げられるほど、その味は広く知られています。そんな村上市にあるのが、大洋酒造。酒好きの間では有名な酒蔵で、数年前にTV番組で紹介され話題にもなりました。

この大洋酒造で造られているのが「紫雲大洋盛」。紫雲とは阿弥陀如来が乗っている雲のことで、瑞兆の際に現れると言われています。品質にこだわり、常に必要量のみ出荷するフレッシュローテーション。その恩恵を一番に味わえるのが、「本生酒 紫雲大洋盛」です。

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アルコール度数15度
日本酒度+3
酸度1.2
希望小売価格 720ml 1,050円(税抜)

一度も加熱処理されることない生まれたての本生酒ですので、開けた瞬間に瑞々しい香りが広がります。また、白ワインのようなフルーティーな口当たりと主張しすぎずすっと消える後味は、日本酒が苦手な女性でも楽しめる味わいです。

瑞々しい生新酒に合わせたい肴は?

日本酒には魚の料理を合わせるのが定石です。今回の「本生酒 紫雲大洋盛」のような控えめなのにしっかりとした旨さがある酒ですと、少しクセのある鰯を合わせたいところです。冬場に活躍した鍋を仕舞い込む前に、鰯を叩いてつみれ鍋はいかがしょう。

大洋盛3

<つみれ>
鰯 4匹
しょうが 親指大
大葉 5枚
味噌 大さじ1
酒 小さじ1
しょうゆ 小さじ1/2
片栗粉 大さじ1

<鍋>
だし汁 1L
酒 大さじ2
しょうゆ 大さじ2

頭、骨、皮を取り除いた鰯としょうが、大葉をみじん切りにし、調味料を混ぜます。フードプロセッサーを使用すると手軽ですが、包丁で粗みじんに叩くと鰯の味と食感を感じることができます。

鍋つゆの材料を土鍋で沸かし、沸騰したらつみれをスプーンですくい入れます。浮いてくれば食べごろ。本来の出汁に加え、鰯の出汁も出ていますので、スープも美味しく召し上がれます。豆腐やネギ、キノコ類を入れるのもオススメです。

大洋盛4

鰯の生臭さが苦手な人も多いですが、しょうがと大葉を加えることで臭みを軽減し、爽やかな香りが鰯の美味しさを引き立てます。また、そこに「本生酒 紫雲大洋盛」が加わることで生臭さが旨みへと変化していく様子はクセになる美味しさです。熱々のつみれ鍋と、キンキンに冷えた生酒の温度差も、美味しさを際立たせる要素ではないでしょうか。

大洋盛5

紫雲大洋盛の入手方法

「本生酒 紫雲大洋盛」は生新酒ですので、2月のみ限定で蔵出しされます。また、地産地消にこだわって造られているため、現地の特約店のみの取り扱いです。最近ではネットショップでの販売もありますが、出荷本数が限られているので見つけたらすぐ注文することをオススメします。

大洋盛6

生新酒ならではの荒削りながら瑞々しい味わいを味わってください。