すっきりフルーティーな日本酒に ど定番のいぶりがっこのクリームチーズ和え

更新:2016年03月14日

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漬物のことを秋田の方言では「がっこ」というらしい。秋田の厳しい冬でも漬物が凍らないように、囲炉裏の上で燻しながら干して作られたのが「いぶりがっこ」(燻した漬物)だ。秋田の名産品で、日本酒のド定番のアテとしてクリームチーズとタッグを組むことが多い。

まるで甘さ控えめ濃厚スイーツのよう!?

ド定番とは言ったものの、恥ずかしながら今まで口にしたことがなかった。先日、仕事終わりに寄った焼き鳥居酒屋にあったので注文してみたのだが、さすがに人気の高いマリアージュ。漬けられた大根の塩味と燻製の煙たい風味が濃厚なクリームチーズの控えめな甘さと相まって、フルーティーな日本酒と合わせるとちょっとしたスイーツのような味わいだ。いぶりがっこのポリポリとした食感も楽しめ、ついつい箸が進む。

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“清楚”な味わいの日本酒にぴったり

そんなアテにぴったりなのが、「出世頭」というオリジナルの日本酒だ。山形の「楯野川」とコラボして作られた日本酒らしい。純米大吟醸無ろ過生原酒で、フルーティーで後味すっきり。いぶりがっことクリームチーズという“濃い”コンビには、これくらい“清楚”な日本酒が似合う。

アテと酒が一体となって、初めてこのマリアージュが味わえる。だから、アテが旨いと箸が進んで、自然と酔いも進む。

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さて、「純米大吟醸」とか「無ろ過生原酒」といっても、それが何を意味するのか分からない人もいるだろう。簡単に説明しておくと、「純米大吟醸」とは精米歩合50%以下の日本酒を指す。精米歩合とは、原料である米をどれだけ削ったか。普段食べている米は精米歩合90%と言われる。10%を削って、残った90%を食べているのだ。精米歩合50%以下となると、半分以上を削っていることになる。そして、削る部分が多いほどすっきりとした味わいになると言われている。

次に、「無ろ過生原酒」だが、これは「無ろ過」「生酒」「原酒」の3要素から成立している言葉だ。日本酒造りではおおむね最後に澱を濾す作業を行うが、それをしていないもののことを「無ろ過」と表示する。次に「生酒」だが、日本酒の多くは「火入れ」という加熱殺菌をするのだが、それをしていないものが「生酒」となる。最後の「原酒」は、加水をしていないもののことだ。要するに、「できた日本酒、そのまんま」というものになる。

地のものには地酒が合うという。出世頭がなくても秋田の地酒を相方にして、いぶりがっこのクリームチーズ和えを楽しんでみてはいかがだろう。

(バッカスの選択・編集長C アッサーノ

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