【世界一早い「オクトーバーフェスト2017」攻略ガイド!?】本場ミュンヘン発祥のビールの祭典を現地レポ(byドイツ在住ライター)

【世界一早い「オクトーバーフェスト2017」攻略ガイド!?】本場ミュンヘン発祥のビールの祭典を現地レポ(byドイツ在住ライター)

誰もが楽しめるフレンドリーな空間

会場となる「テレージエンヴィーゼ」に到着。ここは1810年にバイエルンの王太子、ルートヴィヒ1世とテレーゼ・フォン・ザクセン=ヒルトブルクハウゼンとの結婚式が行われた場所で、このふたりの結婚を記念してオクトーバーフェストもスタートしたという歴史があります。

警備員による厳重な荷物チェックを受けて、早速に会場内へ。中には各ビール会社が運営するテント以外にも数多くの遊戯施設が設置されていて、テーマパークのようなにぎやかな雰囲気です。若いグループや家族連れ、老夫婦など年齢層も幅広く、小さな子どもたちはビールを飲めない分、遊戯施設ではしゃいでいる姿が見受けられました。

テレージエンヴィーゼ

早速“HB”のマークでおなじみの「ホフブロイハウス」のテントに入ると、午前11時前にもかかわらずこの熱気! 比較的外国人が多いこのテントは、初めて行く人にはおすすめです。

“HB”のマークでおなじみの「ホフブロイハウス」のテントに入ると、この熱気!

1万人近くを収容できる巨大なテント内では、ビール片手に合唱が始まったりと、お祭りムードがヒートアップしていました。私が行ったのは平日の午前中ということもあり、席は確保できましたが、もし金・土・日曜日や平日の午後に行きたいという方は事前に席の予約をするのがベターです。実際に15時~16時ころにはほとんどの席が予約で埋まってしまい、予約のない人は外の席か立ち席しか場所を確保できません。

「オクトーバーフェスト」会場の様子

会場はこんな感じに長いテーブルがズラーッと並んでいます。予約なしで来た人は座れそうな席を見つけ、その付近の人にスペースが空いているかを確認して着席するのがマナーのよう。ドイツの方は律儀な人が多く、必ず席に着くときに「ここに座っても大丈夫ですか?」と尋ねてきます。ビールを飲んで酔っ払っているのに礼儀は忘れない精神、見習うべきですね。

着席して間もなくウェイターのお姉さんがテーブルまで注文を取りにきてくれます。「●●(ビールの個数)ビア、ビッテ」とオーダーし、ビールの到着を待ちます。ちなみに一つならein(アイン)、二つならzwei(ツヴァイ)、三つならdrei(ドライ)ビア、ビッテと注文します。

1Lの巨大ジョッキに豪快に注がれたビール

ビールが到着! 代金を払ったらチップもお忘れなく。女性なら片手で持つには重すぎる1Lの巨大ジョッキに豪快に注がれたビールです。価格は1杯9~10ユーロが主流のようです。1Lで約1000円~1200円であれば、お得といえばお得です。

また、オクトーバーフェストのビールは通常よりもアルコールが高めの6~7%で作られているため、この1杯ですでにいい気分に……。

ビールのお供にプレッツェル

ビールのお供にプレッツェルも購入。さすがお祭り、このプレッツェルも顔が隠れるほどの巨大サイズでした。プレッツェルはテント内では係の人がテーブルに回ってきて販売してくれます。外で購入したい場合は、出店のような場所が各所にあるのでそこで購入できます。

人種や年齢を超えて、みなで一緒に盛り上がる醍醐味