【銀座ライオン1店舗限定、“秘密”のクラフトビール?】「GINZA PLACE」の地下で進む“マスターの野望”とは?(「Craft Label」特集・エピソード7)

【銀座ライオン1店舗限定、“秘密”のクラフトビール?】「GINZA PLACE」の地下で進む“マスターの野望”とは?(「Craft Label」特集・エピソード7)

Craft Label SECRET TAP-銀座コレクション-

向かった先は銀座4丁目交差点。その角にこの9月誕生した商業ビル「GINZA PLACE」の地下フロアにある「銀座ライオン GINZA PLACE 店」。地下1 階が気軽なちょい飲み系の「ブラッスリー」、地下2階がワイワイグビグビ系の広々空間「ビヤホール」という2フロア構成ですが、今回は「ブラッスリー」でのチョウサです。

商業ビル「GINZA PLACE」の地下フロアにある「銀座ライオン GINZA PLACE 店」

ここでは、ジャパンプレミアムブリューの「Craft Label」シリーズが樽生で楽しめます。エピソード(6)で紹介した「伝説のSORACHI ACE」に至っては、樽生で飲めるのは他には滅多にありません! そんなブラッスリーで展開中のマスターの野望、それが「Craft Label SECRET TAP-銀座コレクション-」なのです。

「Craft Label」は飲みやすさもありながら“ややニッチ”な路線を攻めるクラフトビールのラインなわけですが、そこからさらにとんがって“よりニッチ”も攻めたいという新井さんの醸造家魂が結実したビールが、このブラッスリー限定で飲めるんですね~。もう一度言いますが、この「ブラッスリー限定」です(銀座ライオンの他店舗では飲めません)。しかも定期的にテイストがチェンジ! その内容はその販売直前になるまでシークレット、という次第なのであります。

10月はこれでした

して、10月某日にチョウサしたときの「SECRET TAP」はこちら、「ZZ Bitter 樽生」でした。グラスもシークレット仕様です。ドーン!!

ZZ Bitter 樽生

「濃厚で洗練された苦みを楽しめるビターエール」ということで、いただくと確かにホップの苦みがグワッときます。……が、ひたすら苦いわけではないんですね、スッと切れます。その後はまろやかというか、ちょっと相反する感じのテイストが出てきて、後味は非常に飲みやすい。不思議ですね~。

「まろやかな感じはオート麦を一部使用しているからですね。それで甘めのニュアンスを出すことができます。そこに2回に分けて添加するホップをきかせているので、最初は苦みのしっかりしたアタックの強さがありながら、後半は心地の良い余韻が味わえるビターエールに仕上がっています」とマスター談。もう持てるフォースを尽くして“よりニッチ”を攻めまくってます!

実はこれ、ベルギーの「XX(イクスイクス)Bitter」というクラフトビールが元ネタなんだそうです。「XX Bitter」もやっぱり苦みと味わいの調和が光るビールで、新井さんも個人的に大好き!ということで“オマージュ”に挑戦してみたとのこと。どうせなら“究極”の苦みを出したれと、ほんで名前も「ZZ」にしたれと、もうね、どこまでマニアックなんですか、マスター!

「ZZ」に合わせてみたのは