【マスターブリュワー直撃シリーズ、エピソード(5)】「ホップ三部作」中編!“伝説のホップ”はビールに似つかわしくない?

【マスターブリュワー直撃シリーズ、エピソード(5)】「ホップ三部作」中編!“伝説のホップ”はビールに似つかわしくない?

確かにビールっぽくはないホップですわな

で、その「ビールに似つかわしくない」香りがどんなものか。気になります?気になります?ます?ます?

ウイスキー専用酒器「ミズナラ枡」

枡。です。はい。

「ソラチエースの香りは、人によっていろいろ表現がありますが、ヒノキの香りが近いです。……といってもちょっと想像しにくいかもしれませんね。日本酒の枡とかでビールを飲んでいるかのような、……まあ、あくまでイメージですけど」

枡!……この単語に敏感に反応するようになってしまった編集長Dなんで、食いつき過ぎてすみません。ちなみに上にある画像は「ミズナラ枡」でして、ヒノキではありませんので、念のため。こちらもあくまでイメージです。

「ヒノキというと具体的過ぎるかもしれませんが、おおざっぱには木の香り、森林の中を歩いているときの香りも近いです。あとはハーブ類でいうとレモングラスとかディルの香り。個人的には、小松菜を電子レンジかなんかで加熱して、それをかじったときに上がってくる香りなんですが(笑)。いずれにしろ、やっぱりビールとはちょっとリンクしづらいようなフレーバーですね」

"「Craft Label」の“総監督”、ジャパンプレミアムブリュー株式会社ただ一人の「マスターブリュワー」新井健司(あらい・たけし)さん

そんなある種“異端児”なソラチエース。開発が始まったのは実に40年近く前のこと。それから今に至るまでには、“異端児”ゆえの数奇な運命があったのだった……(遠い目の編集長D、まだ酔っているわけではない)。

一本の映画になりそうな、“異端児”が“伝説”になるまで