【こんなクラフトビールを待っていた】初心者にこそ楽しんでほしい「家飲みクラフト缶」のマスターブリュワーを直撃!(1)

【こんなクラフトビールを待っていた】初心者にこそ楽しんでほしい「家飲みクラフト缶」のマスターブリュワーを直撃!(1)

クラフトビールとナショナルブランドのいいとこ取り?

そんな我々ユーザーが「まず飲む」プラス「次も飲む」ようなクラフトビールを作る。そうして「あの、いつものビール」ではない、世界のいろんなビールの魅力を知ってもらう、楽しんでもらう、経験してもらう。それが新井さんのミッションです。やはり伝道師なのです!

"「Craft Label(クラフトラベル)」を手掛けるジャパンプレミアムブリュー株式会社の、社内にたった一人しかいない「マスターブリュワー」新井健司さん。

「まあ難しいですよ(笑)。どこかとんがってないと個性とか新しさは出せませんが、とがらせればとがらせるほど、一部の人にしかハマらなくて、間口が広がらない。そのバランス、たくさんの人が“2回目”に進む味わいに辿り着くのが難しいですね」

そこでブレークスルーとなったのが、あのナショナルブランドの存在。「Craft Label」を販売するジャパンプレミアムブリューは、サッポロビールを親会社に持っており、製造も同社の那須工場で行われているのです。

「ライトユーザーが気にするクラフトビールの味わい・品質のばらつきについては、サッポロビールが大規模生産の中で蓄積してきた知識、技術力を注ぎ込むことで解消できます。“親しみやすいおいしさ”を安定して生み出してきたノウハウを、クラフトビールのジャンルにも活かすことで、個性をしっかり出しながらも一度飲んだ人が離れていかないクオリティーを両立したいと考えています」

「Craft Label(クラフトラベル)」はクラフトビールとナショナルブランドのいいとこ取り?

サッポロビールといえば、日本のビール文化を様々な形で創造してきたフロントランナー。そのDNAをも投入して生まれる「Craft Label」は、個性的なクラフトビールと親しみ&安定感のナショナルブランドの“いいとこ取り”なわけです。

「そのポジションを私たちは“ナショナルクラフト”と呼んでいます。味や香りのはっきりした違い・特徴に、安定した品質をプラスすることで、クラフトビールのエントリー層に一番ぴったりくる“入り口”になっていけたらと思っています」

定番として長く付き合えるクラフトビール、といったところでしょうか? なんだか新しいですね。これが多くのユーザーに知られ、飲まれていけば、やがてブームを超えて日本の次なるビール文化になっていくのかもしれません。いやさすが「マスターブリュワー」、クラフトビールの伝道師です! ……と、気づけば、あら、そこそこの文字数ですね。

皆さんお待ちかねの「で、どんな味わいなんだ『Craft Label』ってぇのは」については、(2)でレポートします。新井さんの、「醸造の司令塔」としての奮戦ぶりにも、バッシバシ迫っていきますよ! ええ、引っ張ります、引っ張りますとも。スターウォーズ並みにエピソードを重ねます。こちとら麦とホップが渦巻く銀河の話ですからね、負けちゃいらんねぇわけで、ええ。